0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 3

「・・・・・
 ・・・・    ほぅ・・・・」

暫くの沈黙の後、ようやく王が口を開いた




歪んでいた薄い唇の端がわずかに持ち上がり
そこから長く細い息を吐きながら、
王はその大きな体を玉座から引き起こす




「神を手に入れた、王か・・・・」

「はい」

「神を足元に屈服させ、ワシはその背を踏み立つ・・・・
 ・・・・ それも面白いかもしれぬな・・・・
 だが、それほどの皇子ならば
 それこそ 易々と貰い受けは出来ぬだろうに」




引き起こした体を、今度は自ら男に近付ける




「貰い受けなど、陛下らしくない事を・・・
 その様な小国、我が国の兵力ならば 落とすのは いとも簡単
 しかもこの国は 神の国として戦を放棄していると聞いております
 
 今までは その信仰心から
 神を侵略しようとする国など無かったのでしょうが・・・・」



「フン・・・ 信仰など、馬鹿ばかしい
 そんな国は一捻り・・・・・」





そこまで言いかけると 王は急に口をつぐみ、
既に人の気配など無い広間を 二、三度見回し
グイと男の胸元を掴み引き寄せ、更に声をひそめた





「おい、落とすのはいいが・・・・
 我が国が属するこの帝国も
 その神国とやらを信仰しているのではないか?

 帝国の皇帝閣下は信心深いと聞いた事がある・・・
 だとすれば、閣下に・・・ こちら側が逆賊と敵視されるやも知れん

 この巨大帝国を敵に回したのでは
 いくら神の子を手に入れても 分が合わんぞ?
 そこはどうする気だ?」




王に掴まれ、引き寄せられたまま 
男はその問いに
造作もない・・・・と言わんばかりに不敵な笑みを浮かべた



 
「そこは話の持って行き様・・・ 
 この戦の世、自国安泰の為に我が子を政略結婚させ
 人柱として敵国に差し出すのはよくある話

 うるさい官吏達にも皇帝閣下にも
 ”侵攻した” などと言わなければ良いのです
 
 世界中が政情不安な今、
 神国さえも いつか戦火に巻き込まれるのではないかという不安心から
 我が大国の庇護を求め、向こうから縁を結びたいと言って来た・・・・
 ・・・とでも言えば 官吏達も大喜びするでしょう

 ・・・陛下、もう つまらない葬儀には飽きられたのでしょう?

 でしたら 次は、両国の縁を結ぶ盛大な華燭の宴を・・・
 世界に陛下の力と、この国の安泰を見せつけるのです
 これで陛下の杞憂(きゆう)は 全て解消されると思いますが」



「盛大な華燭の宴か・・・ それは楽しそうだな・・・」
王の細い目がニヤリと笑った






華燭の城 - 4 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BLを日々妄想してる厨二腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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