0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -94

作業は数時間に及んだ

が、それでも広い背中のまだほんの一部だけだった



呻く匠の声も枯れ 時折咳き込む様になってきていた
呼吸もずっと浅く早いままで、いつ発作を起こしてもおかしくない

小さく呻くだけの声・・
意識が朦朧としているらしかった・・




「オヤジ・・匠が・・」
浅葱がそんな匠を心配してオヤジに声を掛けた


「ああ・・そうだな・・・・・」

オヤジが息を吐き 持っていた器具をトレイの端に戻す
そのトレイの中には まだ十数本の針があるだけだ



ハァ・・ハァ・・


ハァ・・ハァ・・・



オヤジの手が止まると
早い呼吸で浅葱の手を握り締める匠の手から やっと力が抜けた
グッタリと そのまま目を閉じる・・


体中が激痛で悲鳴を上げていた


背中から流れ出た血をオヤジが拭き取っていく・・
それすらも 匠には拷問に等しかった

「・・・・・ンッンンッ・・・・・・・ァァッ・・・!!・・・」

また手に力が入る


ハァ・・・ハァ・・・


ハァ・・・ハァ・・・



浅葱がそっと匠の額の汗を拭う



「匠・・今日はこれで終わりにしよう・・」
オヤジが声を掛ける



匠が首を振った・・

「・・・・まだ・・・大丈夫・・・・・・・です・・・・・・・・・」

「おい、無茶を言うな・・・」



オヤジが驚くが、 匠は頑として首を縦には振らなかった


少しでも早く動ける様になりたかった
みんなの足手まといで居るのが嫌だった
そして・・早く浅葱の隣に立ちたかった・・




「だが・・匠・・・・これ以上は・・・」

「・・・・お願い・・します・・・・・お願い・・・」



何度説得しても、荒い息をしながら 匠はそれしか言わなくなっていた






「いいのか・・・? 匠・・・」
根負けしたオヤジが 念を押すように匠に聞く


匠は一度だけ頷いてまた目を閉じる




「恭介、イス 持って来てくれ、 こっからは持久戦だ・・・・」

「でも、オヤジ・・・・」


オヤジは何も言わず、黙って首を振る




「匠・・・本当にいいんだな・・・・」
浅葱も声をかける・・・
匠は無言で頷いた






オヤジが浅葱の持って来たイスに ドカッと腰を据え
灯りの角度をとり直す

「全部、取ってやるからな ・・匠」

新しい手袋に穿きかえると、オヤジの手がまた動き出す




「・・・ンンンンンッッ!!!・・・・・・ァッッ!! ・・・ンッ!!!!・・」



最初は浅葱に握られていた匠の手
今は何かにすがりつく様に
匠の方から、浅葱の手首を掴み 握り締めていた・・




刻印 -95へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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