0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -83

浅葱は自室へ戻るとベッドへ体を投げ出した


浅葱の部屋もリビングと同じ遮光カーテンが引かれ
朝の陽も ほとんど入って来ない
間接照明の影だけが壁に浮かんでいた


仰向けで ただじっと天井を見つめる・・・

体は疲れているのかもしれないが、眠る気にはなれなかった




匠の・・あの傷だらけの体が頭に浮かぶ

これから、時間が経てば経つほど
匠は自分の置かれた状況に苦しむ・・・・

ずっと心と体に 消せない傷を背負っていく匠の事を考えると
言い様のない悔しさが湧き上がる



自分に何が出来る・・・
側に居たところで・・・・  匠の苦しみは何も・・・・
無力な自分に苛立った





匠の傷・・あの男は ”刻印” だと言った
あの・・刻印の全ての根源は自分なのだ・・





胸元を手で掴むとシャツの中でチャラ・・と音を立てて何かが鳴った


浅葱が首をわずかに持ち上げ、それを抜き取る
2つのペンダントが手の中にあった



それぞれ別の 全く違うの形の2つ・・
浅葱はそれを 天井に掲げた手の中でじっと見つめる

シルバーの鎖が付けられたそれらは 浅葱の目の前でゆっくりと揺れた

2つを一緒に手の中に握り込み目を閉じ
浅葱は暫くの間 そうしたまま動かなかった



やがて そのままペンダントを二つともベッドサイドのテーブルに置き
背を向けた





 



コンコン・・
部屋の扉をノックする音がした

「どうぞ」 の声にオヤジが入ってくる


浅葱が起き上がってベッドに座ると
オヤジは近くのイスに腰掛けた


そのまま 二人共、黙ったまま何も言わなかった
言わなくてもお互いが判っていた

寝ろと言ったところで、眠れはしないこと・・
一人で居るのが辛いこと・・





オヤジがベッドサイドに置かれた2つのペンダントに目を留める

「それ・・・例のやつか・・?」
「ああ・・・」
そう言うと浅葱は2つを一緒に手に取り、オヤジに渡した



「双頭・・・ なのか・・・・・」 
オヤジは1つずつ、手の中で眺めるとそう呟いた

「ああ・・」 
浅葱がポツリと答える



「・・・そうか・・・・・そういうことか・・・・・

 ・・なぁ・・・・・恭介・・・
 昔・・・・・
 お前とあの男の間に何があったか 詳しくはは知らねぇ
 二人でやってるうちは私怨でもいい・・

 が、ここまで来たら もうお前等二人だけの問題じゃあねぇ・・
 匠も含め、俺も流も・・全員の問題だ
 全部 自分で背負い込むんじゃねぇぞ・・・ 」
 

オヤジは何かを察した様だった





「元気になったら 匠にも、新しいのを作ってやらねぇとな・・・・」 
オヤジが2つを浅葱に返しながら言う

「・・そうだな・・・・・」 
浅葱は2つとも受け取ると、そのまま 一緒に首に掛け
シャツの中に忍ばせた








オヤジと浅葱が 一緒に部屋を出ると
深月が血相を変えて走って来る

「匠さん! 匠さんは!!居ませんか!!?? そちらに!」

「匠がどうした?」
オヤジが状況を理解出来ずに聞き返えした



「匠さんが・・居ないんです!!」

「居ないって・・あの体で起き上がれる訳も・・・」

「起こしてくれって言われて・・着替えもって・・・
 それで今見たら・・居ないんです! 靴も無くて・・ どこにも!!」

「何だと!!
 まだあの男に狙われてるってぇのに 一人で外へ出たのか!」


その言葉に深月は驚く

「え・・・狙われてる?・・何で? ・・どうして・・まだ匠さんを・・?」





「オヤジ! 今その事を言っても仕方ない! 
 その事をちゃんと・・・
 深月にも・・・ 匠にも 話さなかった俺のせいだ

 とりあえず匠を探す!
 ・・・深月! お前もオヤジと手分けして近くを探せ!」



3人はマンションを飛び出した




刻印 -84へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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