0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -92

背中の診察が始まろうとしていた


・・ぁ・・そうだ、、僕は居ちゃいけない・・・・
・・まだ許されてない・・
深月がそっと部屋から出て行こうとする

医務室のドアノブに手をかけた時だった


「深月・・さん・・・・・ 居て・・・ください・・・」
後ろから匠の声がした


その声に浅葱とオヤジが驚いた表情を見せる

「いいのか? ・・・匠・・・・・」
浅葱が尋ねた

「はい・・・・・・・」

出来る事なら、誰にも・・・・
浅葱さんにも おやっさんにも、見られたくはない・・
だが、それは到底無理な事・・・


みんなの手を借りなければ、今の自分は何も出来ない
弱さを認めろ・・・  そう言った浅葱の声が蘇る



これからずっと・・ 隠して生きるのは・・・  ・・嫌だ・・





「ん、そうか・・ 匠がそれでいいのなら・・・・ 流・・ 静かにしとけよ・・・」
オヤジが釘をさした

「は・・・・はい・・・・!」
やっと見る事を許された・・
でも・・あれほど気にする匠さんの傷って・・・

深月は緊張した面持ちで 匠の足元に立った







浅葱とオヤジとで 匠は診察台の上にうつ伏せにされる

「・・・ンッ・・・・」
胸の傷と肋骨が圧迫され呻く

「胸、痛むだろうが・・・少し我慢してくれよ・・・」



浅葱にゆっくりと腕を持ち上げられ 頭の上で組む格好にさせられる
もうこれで 腕の動かない匠が、傷を隠すことは出来なかった


体に掛けられていたタオルが下げられていく
小型の無影灯が匠の背中を照らし出す・・



灼けた背中・・・・
まだ完全に腫れも引かないその無残な体に 蛇と龍がいた・・



・・・・・・!!!・・・・・・

深月は思わず口を押さえた・・声は出なかった
息を呑み、目を見開く・・・

熱傷だと、聞いていた・・
なのに・・なんで・・・あんなモノが・・・・・・・・

ショックの余り 茫然と立ちすくんだ・・・・・



オヤジも改めて見ると言葉を失った
それは浅葱も同じだった

匠は・・自分の腕に顔を埋める・・






皆が絶句していた・・




見られている・・・
それだけで辛かった


腕に顔を埋め キツク目を閉じるが
それでも 背中にその視線を感じ
見られているという意識を消す事ができない


目にも体の傷にも・・心にも・・痛みが走る
また体が震える・・


・・クソッ・・!
浅葱は怒りで唇を噛みしめ、視線を落とした
そこには目を閉じ、顔を隠す様にし、わずかに震える匠がいた


匠のその震える手を 浅葱が無言で握る・・




オヤジは大きく息を吸うと、「さあ・・やろう」 一言呟く









「・・・・・糸とステープラーか・・・・」
無影灯で一通り背中を見診するとオヤジが言った

「ステープラー・・」 浅葱が聞き返す



「ああ・・ 医療用のホッチキスみてぇなもんだ
 しかも、これはかなりの旧式だ
 
 金属の針で止めるから、元々 痛みは酷いんだが・・
 現代のモノに比べると これは・・・・素材も粗悪・・止め方もかなり酷い

 体表の見えるところは糸で縫ってあるが、中の方は雑な針止めだ
 これを1本ずつ抜かなきゃならん・・・・・
 あの馬鹿医者が・・・」


オヤジが傷の中・・ 少し見えている針に触れる・・
ほんの少しオヤジの指が触っただけでも激痛が走った


「・・・・・・ンッァッ・・・・・!!」
声を殺して呻く



「どれくらいあるんだ・・オヤジ・・・」


「わからん・・・・どこまで奥に打ってあるのか・・・何本か・・
 探すしかねぇ・・・ 匠・・・・」



その言葉に匠は目を閉じた

触れられただけで痛む背中が あの地下の部屋を思い出させる
叫びそうになる自分を 震える体を、必死で押さえ込む
浅葱に握られた手が震える





「・・・・・お願い・・します・・」




刻印 -93へ続く
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62.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-07-06 |   [ 編集 ]
63.   
いつもコメントありがとうございます!
頑張ります!
2013-07-07 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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