0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -72

深月がリビングを出て行くと
「ヤツは・・・? 」  オヤジが聞く
「・・・・いや・・」  浅葱が悔しそうに首を振った


「そうか・・・でも今回は匠を助けられた
 それで上等だ・・ これからの事はゆっくり・・・」

「匠を・・・・・」

「ん・・?」

「匠を・・ また匠を奪いに来ると・・そう言っていた」

「匠を奪う??  もう十分痛めつけただろうが
 あれ以上、匠に何をしようってんだっ・・・!?
 匠は何も関係ない・・・・・・・」


そこまで言って オヤジはハッと息を呑む・・




「おい・・・恭介・・・まさか・・・
 まさか匠はヤツに・・・・・  って言うんじゃないだろうな?」


「・・・・・・・
 
 ・・・ああ・・・ヤツは・・・・ そう言った
 今回も匠を連れて行くつもりだったと・・・
 だから必ず奪い返すと・・・
 匠の様子からすると・・・・たぶんヤツの言った事は本当だろう・・
 初めは俺が触れる事さえ嫌がった・・」


「それで点滴に興奮剤みてぇなモンを・・・・
 あんな・・・あんなボロボロの体で・・・
 薬で出血も止まらねぇ・・目も見えねぇ体で・・そんな・・
 ヤツはそんな匠の体をもてあそんだっていうのか・・・・
 
 ・・・それで・・自分で・・手首を・・・
 ・・・クソッ・・・・・!  
 あの背中の傷だけでも、精神的な負担は計り知れねぇってのに・・
 そんな傷まで・・・・・ クソッォ・・・!!」



オヤジがテーブルを叩きつけた






そのまま部屋には重い沈黙の空気だけが流れた


オヤジは やり場の無い怒りに席を立ち上がり
意味も無く部屋の中をウロウロと歩き回り
そして途中で何度も テーブルを殴った


浅葱はじっとソファに座り、組んだ両手に額をのせ
ただ下を向いているだけだった
目を閉じ、何かを考えているらしかった・・



怒りにまかせテーブルを殴っていたオヤジが
そんな浅葱に気が付き   ・・・足が止まる


浅葱は 激しい怒りとも悲しみとも・・後悔とも判らない
そんな何かに包まれているようだった


その姿は オヤジと浅葱が初めて出会った頃・・
仲間を失い自暴自棄になっていた あの頃の恭介 と同じだった



・・・・恭介・・・・・
オヤジは怒りも忘れ、その浅葱の姿を暫く見つめていた・・







オヤジはキッチンへ行き コーヒーを淹れて戻ってきた
ソファに座る浅葱に
「ほら・・」  そう言って片方のカップを差し出す
浅葱は顔を上げると、無言でそのカップを受け取り両手で握り締めた

オヤジも またいつもの席に座った





「深月は・・・深月は本当にいいのか?」  
浅葱が ポツ。。と口を開いた


「ん・・・・ ああ・・
 本人が居てえって言うんだ
 あいつはお前と同じで、一度言い出したら聞かんよ・・」




シンとした部屋に 外で遊ぶ子供の声が聞こえてきた
「もう夕方か・・・・・」
オヤジが呟いた





「オヤジ・・・・・」
浅葱が何かを言いかける







その時、扉が開き 深月がシャワーから戻って来た
「気持ちよかったですよ、浅葱さんもどうぞ」


その声に 重く張り詰めていた沈黙の空気がプツンと切れる
オヤジが フッと表情を緩める

「えっ? 何ですか? 僕 笑われる様な事しました?」

「いや・・何でもない・・・いいんだ 
 俺も行ってくる」
そう言って浅葱は部屋を出て行った




刻印 -73へ続く
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-06-16 |   [ 編集 ]
29.   
いつもコメントありがとうございます
2013-06-16 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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