0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -69

深月の分析を待つ間に、オヤジは匠の体の傷を処置していく


浅い傷はもう塞がりかけていたが
まだ閉じていない傷も無数にあった

特に胸の中央の大きな傷は深く、まだ出血を繰り返している



「とりあえず、この傷だけは縫合しとかねぇと・・」
独り言の様に呟きながら、オヤジは傷の中を洗浄し、消毒と縫合をしていく


麻酔も何もしていないはずなのに 匠はシーツを握り締めるだけで
一言も声を上げなかった

「今までいったいどんな痛みと闘ってたんだ・・・・ 匠・・・」






「おやっさん、先に目の方、分析・・出ました」
深月がプリントアウトした紙をオヤジに渡しに来る


薬品分析を見ながら 「ひでぇ薬だ・・」 オヤジが呟いた


「どうなんだ・・ オヤジ・・・・・」 
浅葱も心配そうに尋ねる


「これはもう拷問だけの薬だ・・・
 持続性のある成分は無ぇから・・・ とりあえず失明の恐れはなさそうだ
 が・・・何にせよこれでは刺激が強すぎる・・ 
 こんなモン、目に入れやがって・・・
 今でも かなりの痛みがあるはずだ
 ライトを点けただけで痛がるのは、たぶん このせいだ・・・」


「拷問だけって・・・・」 深月も言葉を失う



「匠 ・・ちょっと目を洗浄するからな・・・・」

両目の周囲にガーゼを置き オヤジが準備を始める
そこに触れるとやはり匠の反応が敏感になり、酷くなった


ハァ・・

ハァ・・


匠も唇を嚙み締めて 早やる呼吸を必死で制御しようとする

「かなり痛むが、頑張ってくれよ・・・・
 恭介・・ 匠の手を握っててやれ・・・
 流は匠の脚、押さえとけ・・」



オヤジが ガーゼを押さえ、匠の両目に液体を落とし入れる

「ンッ・・・・!!!ぁぁぁあああああああああああ!!!!」
またあの焼き付く様な痛みが両目を襲い 匠は叫び声を上げた
体を捩り、逃げようとする


今までこの部屋で声を上げなかった匠が 叫んでいた
「やっぱり目か・・・・これは辛れぇよな・・・匠・・
 でも・・・頑張れよ・・・・これをしとかねぇと・・・・・」
 

「麻酔とか・・出来ないんですか・・・!?」
匠の声に耐えられなくなった深月が言う


「この呼吸の状態で麻酔なんぞ使ったら それこそ死んじまう・・・
 点滴の成分はどんなだ・・・?」


「あ・・・・はい・・・・これ・・」
深月が匠の脚を押さえたまま
プリンターから吐き出されたばかりの用紙を オヤジの目の前に差し出した




洗浄作業をしながらオヤジはそれを一気に目を通す
「やはり複数種類の混合か・・・
 基本成分に生命維持の目的の物もあるが・・・
 こりゃあ・・・・興奮剤の一種・・・だな

 これが原因で 出血は止まらねぇし、鎮静剤も効かねぇのか・・

 こんなモンで 神経を敏感に剥き出しにしておいて
 それで 背中も、目もやったってのか・・・・・
 こんな事ができるのは・・もう人間じゃねぇ・・」





洗浄し終えるとオヤジは まだ痛みに震える匠に続けざまに告げる
鎮静剤が切れる前に 出来るだけの事をしたかった


「匠・・・腕の点滴を抜くぞ・・
 これを外せば楽になるはずだ・・・」


「・・ンンッ・・・・ッ・・・・」

目の痛みで呻くだけの匠からは もう返事はない




オヤジは構わず腕のパックのテープを外す
紫色になった匠の腕が見える

「なんで、こんな事に・・」  深月が呟いた


「最初にコレを付けられ、そのあと背中をやられたんだろう
 が、あの医者はこれをそのまま刺しっ放しにした・・・
 
 背中と一緒に血管もやられてるってぇのに
 通常と同じ量を落とし続けたから 腕が悲鳴を上げてるんだ

 こんなバカは 医者なんて呼べるモンじゃあねぇ・・・

 もう一回押さえてくれ・・
 麻酔無しでも 腕は動かねぇだろうが・・・・」 

 

「匠・・・針、抜くからな・・・」
そう言うと、オヤジは匠の紫の腕を押さえ消毒をすると
ゆっくりとメスを入れた
針を呑み込んだまま塞がりかけていた傷を切開していく



その痛みは あの老人から受け続けた痛みと同じだった・・
あの地下室での 苦痛の記憶が呼び起こされる

「・・・・・ァアアッ・・ッ!!・・・・・・やめ・・・・・ンッッ・・!!!!」

叫ぶが腕は動かない
浅葱の手を 必死に握り締めるだけだった
それが余計に痛々しかった



オヤジは最小限に切り開くと
中に埋もれる針の先端を 器具で探り始める

「ンンッ・・!!! ・・・!!」

傷口から流れる鮮血を押さえながら
オヤジも出来るだけ動きを小さくして器具を操る

匠の呼吸が荒くなる・・



「あったぞ・・・・・」
オヤジは1本・・ また1本と針を抜き取っていく
カラン、カランと音を立て、トレイに針が2本転がった


オヤジはそのまま 同じ様に傷口を処置し、洗浄と縫合を行うと
手早く包帯を巻いた



そして・・・
手首のテープに目を留めた・・
雑に小さく目立たぬ様に巻かれたそれにも かなりの血が滲んでいる

ボロボロの匠の体の中で 唯一の治療跡だった




刻印 -70へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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