0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -68

マンションに到着すると オヤジは既に駐車場で待っていた


車を止め、浅葱が匠を抱きかかえて降りると
オヤジはすぐに走り寄った


「どうなんだ・・」
「さっき3本目を打った・・ だがそう長くは無理だ」
例のケースをオヤジに返しながら浅葱が言う


ケースの中には使われなかった赤いタグの注射器が
封印されたまま残っていた




オヤジは小さく呻く匠を覆う布を チラとはぐ
大小無数の傷・・ 胸の傷はまだ出血していた

「こんなに・・  しやがって・・・  ・・・・クソッたれが!!」


「背中を・・・」 
浅葱の声にオヤジは慌てて、匠の背中を覗き込んだ
灼かれた背中に蛇と龍が・・・血を流しながら牙を剥いていた


「な・・・・なんだ・・これは・・・・」

浅葱も何も言えなかった・・





エレベーター内でも オヤジの手は休む事無く動き続けた

中身が判らない匠の左腕のパック・・
端を少し切り、数滴ガラス管に採る


「とりあえず部屋に戻ったら、目の診察と、こいつの分析だ
 流・・・・お前も疲れているだろうが、こいつの分析を頼む
 一刻も早く、成分が知りてぇ・・」

「大丈夫です」
深月はそのガラス管を受け取り頷いた



布を少しずつ持ち上げ 匠の状態をチェックしながら
「本当に・・・ひでぇ事をしやがる・・・・・・
 これが 医者のする事かよ・・・・・・」 オヤジはボソリと呟いた







部屋に入ると浅葱は 「帰ってきたぞ」 と匠に声を掛けた
「おかえりなさい・・」 ・・深月も言うが
匠は黙ったまま苦しい呼吸をしているだけだった


「すぐに医務室へ・・・とりあえず怪我や骨折は後だ・・
 問題は目だ・・・・何をされたのか、それを確かめねぇと・・
 目だけは取り返しの付かない事になるかもしれねぇ・・・・」



深月はすぐに部屋の機材を繋ぎ
オヤジに渡された点滴の分析に取り掛かる



匠の体に掛けられた布を 清潔で軽い医療用の大きなタオルに取り替えると
オヤジの指示で 匠はベッドに仰向けに下ろされた


「ァッ・・・・ンンッ・・・・!!」
匠が背中の痛みで呻き
背中を持ち上げようと、無意識に足に力が入る


「わかるか・・・匠・・・・ 俺だ・・・・・帰って来たんだぞ・・」
オヤジの呼びかけに 匠が声のする方へ顔を向ける


「無理に話さなくていい・・・
 背中・・・痛むだろうが、少しだけ我慢してくれ・・
 先に目を見たいんだ・・・ いいか?」
その問いに 匠は一瞬戸惑うような表情をみせた




オヤジが手元のライトを付けると
動く灯りに反応して無意識に眼球が動き 激痛が走る

「・・・ンッ・・・・・ッッ・・・・・・!」
匠が声を押し殺し呻く


ライトをつけただけの反応にしては やはりあまりにも不自然だった
 

「匠・・・・・
 目・・・なにか・・・された・・・よな?  言えるか?」
子供をなだめる様にオヤジがゆっくりと匠に尋ねる


匠はその言葉にピクンと体を反応させた
が、思い出すのを拒む様に 苦しそうに首を振った


「思い出したくないだろうが・・・・放ってはおけねぇんだ・・・・・
 頼む・・・・教えてくれ・・・目だ・・・何をされた・・?」



ハァ・・・ハァ・・・

脳裏にあの針が浮かび上がってきた

匠の呼吸が荒くなる

ハァ・・・ハァ・・・

ハァ・・・ハァ・・・




匠の両手がシーツを握りしめる
表情が険しくなり、動かない体を動かそうとよじる


そしてやっと一言・・
「・・・ 針・・・・  注射・・・を・・・・・・・・・・・・・」 と呟いた


「そうか・・・わかった・・・」
それだけ言うとオヤジは何も言えなくなった



振り返り、その光景を見ていた深月が
「・・そんな・・・・」 と一言漏らす


匠があれほど注射を嫌がった理由・・・・
・・浅葱は唇を嚙んだ



「ただの針じゃなく、注射ってこたぁ・・・薬品も入れられたってことだ・・・
 だからこんな過剰な反応をするのかもしれねぇ・・・・
 匠・・・・
 これから少し目を診させてもらうぞ・・・」


その言葉で匠の体が震え始める・・

オヤジは匠の右目の瞼を開き、ライトをあてた



「・や・・・・・ぃや・・・・・・・・・・・・やめ・・・・・・・・」
匠は小さく首を振る
が、まだ鎮静剤が効いているのか暴れる事はない


シーツを握る両手に力が入る
匠も必死で自身と戦っていた・・


オヤジがルーペで匠の目を覗く
「確かに・・傷がついてる・・・こんなとこに注射なんぞしやがって・・・」
そういいながらピンセットで眼球に小さいガーゼの様な布の破片をのせる

「ンッァッ・・・・・!!」
痛みで匠が呻く


破片をガラスケースに乗せるとそれを深月に差し出した
「これも至急分析してくれ・・・どんな薬品を入れたか知りてぇ・・」



オヤジは同じ様に左の目からもガーゼを採取した
匠は必死で痛みに耐えていた




刻印 -69へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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