0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -64

「深月・・ 匠が落ち着いているうちに ここを出るぞ」

「え・・・・あ・・・・いえ・・・・はい・・・!!」


二人のやり取りを間近で見ていた深月は昂ぶっていた

感動なのか、驚きなのか・・・
それとも緊張状態から脱した事への安堵なのか・・
喜びも一緒に交錯し 溢れ出しそうな感情が心の底から沸き上がっていた



「なんだその返事は・・・」


「あ・・・いえ・・・だから・・・その・・・何っていうか・・・」


「深月、少し落ち着け・・・・それがお前の・・・・」
言い掛けた浅葱に 他の4人からの連絡が入る



「こっちは片付いた
 爆発も止まった、そっちはどうだ? 応援がいるなら・・・」


「いや・・大丈夫だ
 こちらもこれから上へ向う」



それだけ言うと深月の方へ向き直った
言い掛けた話を続けようとした・・・が・・・

「まぁ・・いい・・・・とりあえず、ここから脱出だ
 いつ鎮静剤が切れるか判らない」 そう言って立ち上がった




匠の呼吸は少しだけ落ち着いていた
だがいつまた痙攣を起こし苦しみ出すか、全く予想が出来ない状態だった




浅葱が布にくるんだまま匠を抱き上げようとした時
左腕に巻かれたパックに目が止まる



それは出かける間際まで オヤジが心配していた物だった

「これが点滴なのは見当が付く・・ だが 中身がわからない」
オヤジは画面を睨みながら ずっとそう言っていた


麻薬なのか、毒物なのか・・・
それともあの医者が作った全く別の 何か なのか・・・

それがわからない以上、対処のし様がない・・・と苦慮していた


結局、オヤジ自ら 様々な状況を想定した数種類もの対薬を作り
注射器に詰め、色違いのタグで用途を示した

それを浅葱に託したのだった



中には真っ赤なタグが付けられ
厳重に封印までされている注射器も1本だけあった

「これを使うのは恭介・・・・・・・
 ・・・・・・・いや、・・いい・・・」
その時オヤジは 言いかけた言葉を飲み込んだ


浅葱も何も言わずにその注射器を受け取ると
ケースの一番底に押し込んでいた






匠の腕の そのパックの下・・ 
左手首に包帯の様なテープが巻かれていた



浅葱はそっと 指でそれに触れる

匠がどんな状況に追い込まれていたのか・・
どれほどの屈辱を味わったのか・・・

そして匠が ・・・何をしたのか・・・・

その白いテープは全てを物語っていた







「匠・・・体を動かすぞ・・ 少し痛むが、我慢しろ・・・」

そう言って浅葱が匠を抱き上げると、匠の腕が力なくブランと下がり落ちる

「・・ンッっ・・!! 」
匠が呻く


「深月、匠の腕を体の上に乗せてやってくれ・・そっとだ・・」
「あ・・はい・・・」


深月が腕を動かそうとすると匠は酷く痛がった


「浅葱さん・・・・・・・」
深月が心配そうに浅葱の顔を見る


「たぶん・・・背中の傷だ・・・そのせいで腕が動かない・・・」


浅葱はあまり詳しくは話したく無さそうで、簡潔に言葉を選んだのがわかった

深月もそれ以上は 何も聞かなかった
聞くのが怖かった・・


深月は匠の体に浅葱の上着を掛ける




「・・行こう」
浅葱の声で三人は階段を上りはじめた


浅葱は匠の負担にならないように 一段一段ゆっくりと上っていく

匠を抱きかかえた浅葱の姿を見つめながら 深月は後ろを歩く


「あの・・・リーダーの男は・・・・」
尋ねる深月の声に 浅葱は 黙って首を振った・・・




刻印 -65へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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