0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -63

このままでは・・・

浅葱は 匠の背中の傷に負担がかからないように首元に腕を回し
そっと上体を浮かせると 真っ直ぐに仰向けにさせた

もう片方の 手のひらを 匠の胸に乗せる


「・・・・・・?・・・匠・・? 」

その胸から伝わる手のひらの感覚もまた 異様だった・・・
肋骨も・・折れているのか・・
浅葱は直感した 


体を覆う布をずらし、胸をはだけさせる

胸にも痛々しい傷があった・・
深いもの、浅いもの・・それは大小無数だった

あの男が 匠をいたぶり続けたのがよくわかった
特に胸の中央にはまだ塞がっていない大きな傷がある


「ひどい・・・・」 深月が言う

「・・・・匠・・・・・・少し痛いが我慢しろ・・・」


一瞬 躊躇はしたが、浅葱はそう言うと
匠の胸のその傷の上に手を乗せ
手のひらで そのままグッと胸を圧迫した





「・・・ンッァっっっ・・・・・・・!!」


折れた肋骨と傷口を押し付けられ、一瞬匠の呼吸が止まる
浅葱の指の間から 開いた傷が出血するのが見える


「あ・・・・浅葱さんっ! 何を・・・!」
深月が叫ぶが 浅葱はそのまま圧迫した手を緩めない

「・・ンッ・・・・ッ・・・・・・・・・」
呼吸を止められ匠は呻くだけだった





「浅葱さんっ!!」
居たたまれなくなった深月が叫ぶ


「黙ってろ!!!」

浅葱はそのまま匠の呼吸を計るかの様に
じっと手で何かを感じ取ろうとしていた・・・









暫くしてやっと浅葱は手を外した


「・・・んっ!!! ・・・ぁっ・・・ ・・・・・・・・・・・」
浅葱の手が離れると 匠は必死に息を吸い込もうと大きく呼吸する





「も・・戻った・・・」
深月が感嘆の声をあげた


「そうだ・・・匠、それでいい
 ゆっくり吸い込め・・・・・・・ゆっくりだ・・・」


「あ・・・・あさぎ・・・さ・・・・・・」



ゴホッ・・・・

ゴホッ・・・・


浅葱の圧迫で少しだけ呼吸が戻ったのか 匠が声を出そうとする
が、声はあまり出ず 咳き込むばかりだった


「深月・・・ケースの水を・・」
「は・・・・・はい」
深月が ケースのボトルを差し出す


「匠・・・水だ・・・・・」
そう言って 抱きかかえたまま 匠の唇の端から数滴流し入れた


匠の口に水が少しずつ入っていく
だが、匠は飲み込もうとしない


「どうした・・・匠・・・少しでいい、飲むんだ・・」


口に入れられる物を無意識に拒否しているのか
それとも 飲む という行為自体 わからなくなっているのか・・・



そのうち 咳き込み始め、
ゴホッ・・・ゴホッ・・と口に入れた水を吐き出す




浅葱はそんな匠を黙ったまま、じっと見つめていた

そしておもむろに自分の口に水を含むと 匠の顎を持ち上げ
その唇に 自分の唇を合わせた


深月が 「ぁっ・・」 と小さな声を上げる





いきなり塞がれた唇に 驚いた様に匠の体がビクンと震え 目を開けた


同じ感覚だった・・
いつもあの男にされた事・・・・

あの男・・・

これは・・・・あの男・・・・

・・・・・ 嫌だ・・・やめろ・・

混乱する匠は逃れようと首を振り、体を攀じる

「・・ンッ・・・や・・め・・・・・・・・・」



だが あの男と同様
匠の傷ついた体で 相手を押し退ける事は到底無理だった

塞いだ唇は匠を離そうとしない



また・・・・苦しくなる・・・やめろ・・・・・・


力の入らない指で、相手のシャツを握り締めた





その時・・ その匠の手が握られる

指を合わせ、絡める様に握られたその感覚は
無理矢理押さえ込む様なあの男とは 全く違っていた



違う・・・・・

あの男・・・ じゃない・・・・

塞がれた唇・・
それは 強引ではなく・・・ 無理矢理でもなかった・・・


”何も怖がる事は無い・・・・大丈夫だ・・” 
そんな意識が匠の中に流れ込んで来る




浅・・・・葱さん・・・・・・・・・

逃れようとしていた体から 力が抜ける・・
ゆっくりと目を閉じた・・



それを待っていたかの様に塞がれた唇から 
匠の呼吸に合わせ 少しずつ水が注がれた


「・・・んっ・・・」


匠は浅葱の唇から水を受け取ると小さく喉を鳴らし
コクンと飲み込んだ・・・



そっと唇が離される
「大丈夫か・・・?」
優しい浅葱の声がした


匠は浅葱のシャツを握ったまま頷く


「ん・・」 そう言うと浅葱は、2度3度・・同じ様に匠に水を飲ませた



匠も少しずつ落ち着きを取り戻していく
浅葱の腕に安心したように体を預け、注がれる水を飲み込んだ


「匠・・よく頑張ったな・・・・
 ・・もう少し落ち着いたら帰るぞ・・・」

その言葉に匠は何度も頷いた




刻印 -64へ続く
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16.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013-06-08 |   [ 編集 ]
17.   
いつもコメントありがとうございます!
まだまだ先は続きそうです
これからもよろしくお願いします
2013-06-08 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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