0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -49

終らないなら・・・・


自分で終らせる・・・・


もう・・・・・・




それで、終わりに出来るなら・・・




老人と助手は匠の体を洗い終え、
また 刻印 の修復をすべく準備に取り掛かっていた



体に掛けられた布の下で 匠の指がわずかに動く
闇の中、無意識に ”その行為” に使えそうな物を探していた

宙を見つめた瞳に また痛みが戻る



匠の指に 冷たいモノが触れた

ツッ・・と痛みが走り、指先が切れる・・






ゆっくりとそれを指で取り


布の下に忍ばせた・・・



そして・・・たぶんメスの様な物・・・ の刃を手首に向ける・・・





宙を見つめながら




・・・・そのまま刺した・・・





「・・・ンッ・・・」 痛みが走り
指先がトクトクと脈打つのがわかる・・





だが・・・・それだけだった・・





力の入らない指先では、十分に切り裂く事は出来ず
刺した傷から 血を流すだけで精一杯だった


布が血に染まるのに気付いた老人が慌てて布をはらう
「おいおい・・・何をバカな事を・・・」

そう言ってメスは簡単に取り上げられた



ハァ・・・

ハァ・・・




手首に何かが巻かれる


今の自分には それ さえも許されない・・
自分の体で満足に動かせそうな場所が あまりにも少なかった




舌を・・・噛み切る・・・・か・・・・





それが非現実的な事はわかっていた
が、もうそれぐらいしか 手は無い様に思えた

それだけの力が残っていれば・・ だが・・・・









・・・目を閉じた








今まで暗闇に浮かぶのは、あの 迫る鋭い針だけだった

が、突然 匠の脳裏に浅葱やおやっさんの顔が浮かんできた




浅葱・・ ・・さん・・・・・・・


妙に遠い記憶の様な気がした






・・・出来るなら、もう一度逢いたかった・・・
もっと一緒に居て、仕事がしたかった・・・




一度そう思い始めると
頭の中には何故か もっと・・もっと・・・という言葉ばかり浮かんできた

もう終らせると 決めたはずなのに・・・




その時、浅葱の声を思い出した

それはあの日・・・・一緒に任務に出た日
ビルで匠一人が飛び出した時に最後に聞いた浅葱の声・・・


・・・・・バカ! 行くな!! 匠!!!!・・・


その声にハッとして我に返る



そうだ・・ おやっさんにも言われた
初めてあのマンションに行った日に・・

・・・とりあえず・・生きてここに戻って来い


と・・・

それがお前の仕事だと・・・







不覚にも涙がこぼれた




ここへ監禁されてから 初めて流した涙だった
そしてそれは激しい痛みを伴っていた


「・・・ ッ・・!!! ・・・」
その激痛は匠を現実へと引き戻して行く・・



そう・・もっと・・・もっと・・・




・・・またあそこへ戻りたい


浅葱さんは・・・
浅葱さんは・・・必ず来てくれる・・必ず・・
それまでは・・・・






きつく目を閉じていた匠の瞼に 突然、指が触れた


ビクッ・・・ 体が震える



それはあの男の指だった

「どうした・・? タクミ・・・泣いているのか・・・・?」
そう言いながら 匠の睫毛に溜まった涙を 指で拭う



匠は必死で目を開け、声がした方向を見つめた


男は涙を拭った指で クッと匠の顎を持ち上げ
匠の唇を覆うように 自分の唇と合わせる

「・・・ンッ・・・・」


男はそのまま まだ何も見えない匠の目を見つめる
匠も目を閉じようとはしない
激痛が走る



みんなの元へ戻りたい・・ただそう思っていた




刻印 -50へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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