0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 121

既に灼き開かれていた傷の中から、煙様の白い気体が立ちのぼり
人間の体組織が灼ける匂いがする


直に触れれば、皮膚をも灼くとも言っていたあの液体だ

薬を手渡した小男でさえも
原液をそのまま使うというその光景は初めてだったのだろう
顔が恐怖に引き攣り歪んでいる

だが、ガルシアは笑っていた
その手が止まる事はない・・・





「・・・・・ンンッンンン”っっーーーー!!!!!」

シュリはガラガラと激しい滑車の音をさせ身を捩った
頭を振り、身を反らせて、その薬と針から逃れようと・・・

だが、それは痛みを増すだけで、
ガルシアの狂気から逃れる事は出来なかった


ジュ・・・ と同じ音を立て
2本目の針が再びシュリの傷だらけの体に押し当てられ
すかさず、そこへ劇薬が垂れ落とされる






「んんっッっ!!!! ・・・・ンァアアアア”ッッ!!!」


鞭で裂かれた皮膚を、再び灼かれる痛み
その中に垂らされた薬で、自分の体が崩れ溶けていく感覚・・・・・
耐え切れず シュリが叫ぶ

その声に ガルシアは嬉しそうに微笑んだ




「いい声だ、もっと鳴け・・・・・
 痛みに泣き叫ぶ神の声を聞かせろ
 ・・・・・ 助けて下さいと言ってみろ・・・・!」

「・・・ ンンっ”っ!!・・・・・・・・・ァアアアアアアッッ・・!!」


言葉など出はしない・・・
ただ痛みを振り払う様に、シュリの悲痛な叫びだけが響き続ける







温度が下がり、針の赤が薄れると、
ガルシアはシュリの体を灼いた針を小男に戻す
それと交換するように、
小男からまた新たな灼熱の針がガルシアに手渡された
そしてまた、薬が内部を灼いていく


その交換の僅かな間、
薄っすらと目を開けたシュリの顎を掴み、ガルシアが顔を寄せた



「・・・痛いか?
 だが本当の苦しみは これからだぞ・・・・シュリ
 お前の望みが全て神にあると言うなら・・・・
 二度と ”神” などと 口に出来ぬ体にしてやる」


たった今、男が釜から抜き出し
手渡されたばかりの真っ赤に灼けた針を シュリの目の前に示した




「・・・・何を・・・・・  ・・・や・・・やめっ・・・・・」

シュリが首を振る
今以上の何か・・・・・
その恐怖から逃れようとした

だがそれは、虚しい抵抗に過ぎなかった



笑いながら押し当てられた灼熱の針、
それがガルシアの手の先でゆっくりと・・・・
何かの形を描く様に 幾筋もの線を引き始める

その引かれた線に沿って、更に内部に薬が垂らされ
傷は大きく口を開けた





「ンッ!ンッ・・・・!! 
 ・・・・・・・・・ンッッ!!!!・・・
 ・・っンぁ・・あああああっっっーーーーーっっ”!!!!!」



「どうだ? 苦しいか?
 これが 見えているか?
 ワシからの贈り物だ
 神の子である お前に相応しく(ふさわしく)、
 本来なら その身に 十字を刻んでやりたいところだが・・・・
 あいにくとワシは神など信じてはおらん
 神か悪魔・・・・
 どちらかに決めよと言われれば、ワシは悪魔を選ぶ」


 


次々と手渡される巨大な針

ジリジリと 自分の身体を灼きながら動いていくそれが
何を描いているのか・・・・・
シュリには全て見えていた
それが意味する事も・・・・・・





「・・・な・・・・何を・・・・・っ・・・・!!
 ・・・・・・・ や・・・ やめろ・・・・・ ガルシア!! 
 ・・・やめろっっー!!!」


シュリはわずかに床に触れる足先で 必死に身体を捩った
激しく首を振る度、ギシギシと身体が揺れ、その手にも体重が掛かる
だが、その引かれて行く線・・・ 
自分の体に刻み込まれていくものへの恐怖に
折られた右手の痛みなど、もう判らなくなっていた





「ガルシア・・・・! ・・・・やめろっっ!!!・・・・・・・
 ・・・・・・・・!やめっ・・・・・・・!!!」


だが ガルシアの手は一度も止まる事はなかった
幾筋もの直線・・・
複雑に交差する線と線が描き出すもの・・・

それがシュリの傷だらけの胸にハッキリと灼き付けられて行く





そのシュリの壮絶な叫びに、台に繋がれたままのラウが顔を上げる



「陛下・・・・・・」

わずかに首を振った



「いけません・・・・ 陛下・・・ それは・・・・・・・」
小さく声が震えた






華燭の城 - 122 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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