0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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華燭の城 - 195

「でも、これはあなたの為ではなく・・・ 
 私自身の身勝手な復讐の為・・・」

ラウの、母の形見の剣とガルシアを抱く左腕に力が入る



「そして・・・・ これが自分で決めた私自身の幕の引き方
 もう、何も思い残す事はありません」


皆の安堵の空気の中で ラウはポツリと呟くと
コートのポケットから小さな瓶を取り出し、片手で蓋を取った



瓶の中で揺れる琥珀色の液体



「・・・・・バカッ!!! やめろっっーー!!!!」





それを見たナギが咄嗟に叫び、
その声に反応したヴィルがラウを見る
手に握られた物の正体に、今までの笑顔が一瞬で引き攣り、
走り出し、飛び掛かろうとした



・・・・・だがそのヴィルの手は届かなかった



ラウは左腕にガルシアの亡骸を抱えたまま、
一気に それを飲み干していた





「ラウ・・・・!何を!!!!」

ナギ達の焦りに只ならぬ物を感じ
思わず一緒に駆け寄るシュリをラウが制した







「来るな・・・・・シュリ・・・・・
 ・・・・これは・・・・・・・ 
 ・・・この1瓶でちょうど致死量になるように・・・・ 計算されています・・・・」


「致死・・・・って・・・・・ まさか・・・・毒・・・・・
 ・・・・・ラウ!!!」


「来ないで、、ください・・・・」 



その声と同時に ゴフッ。とラウの口から血が吐き出される





「もっと早く・・・・ ガルシアを殺っていれば・・・・・・・・
 もっと早く・・・・ これを飲み終えていれば・・・・・・
 ・・・ 私の判断が・・・・ 遅かった為に・・・・
 シュリにはそんな傷まで・・・・
 辛い思いをさせた・・・・・・
 ・・・・・全て私のせいだ・・・・
 あと1日・・・  ・・・・あと1日と・・・・・・ 
 先延ばしにして・・・・
 少しずつしか・・・  これを口に出来なかった自分が・・ 情けない・・・
 ・・・・・でも出来なかった・・・
 あなたと離れたくなかった・・・・
 少しでも長く・・・・・・・
 一緒に居たいと・・・・ 思ってしまった・・・・
 あなたを・・・ シュリを本当に・・・・・・ 愛してしまったから・・・・・
 でも私は・・・・・・・・・   自分がどうしても赦せない・・・・・・・・・」




崩れそうになる体を剣鞘で支え
ラウはガルシアを左手に抱えたまま、ゆっくりと湖へと後退っていく





「止まれ・・・ラウ!!!!
 ・・・・・・・・動くんじゃない!!!」




「シュリ・・・・・・・・・・

 ガルシアは・・・・ 
 父は・・・・  一緒に連れて・・・  逝きます・・・・・・・・
 皆の眠る・・・ この湖に・・・・・  母の剣も一緒に・・・・・

 最後の・・・  我儘を・・・・・・



 シュリ・・・・ どうかこの国を・・・・ 皆を・・・・  頼み・・




 シュリ・・・

 シュリ・・・・・・・・・・  



 愛してる・・・・・・・・・・」




真っ直ぐにシュリを見つめるラウの瞳
その正面の雲の合間に、星が見え始めていた












シュリもまた、蒼白のラウの顔が美しく、優しく、微笑むのを見た





が、それは僅か一瞬




そのまま ゆっくりと後ろへ倒れたラウの姿は
ガルシアを抱いたまま シュリの目の前から掻き消されていた


闇と微かな水音だけを残して・・・










「・・・・ ラウ!!!  ラウーーーーーっ!!!!!」


誰も居なくなった断崖に走り寄り、湖に向かって手を差し出すシュリを
ナギとヴィルが抱き止めた



「ダメだ!! お前まで落ちる!!!シュリ!!!!」

「放せ!!! 行かせろ!!!
 ・・・・・・・・・・・ ラウが・・・・!!!  ラウが・・・・・・・・!」






木々の静かに揺れる音だけが湖面を渡る
その中に、泣き叫び ラウの名を呼び続けるシュリの声だけが響き渡った






華燭の城 - 196 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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