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18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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華燭の城 - 193

「・・・・ ポケット・・・・?」

唐突な話にシュリは戸惑いを隠せず、そう聞き返しながら
ラウに借りたコートの中を探る

ポケットからそっと抜き出した手には
言われた通りに古い鍵が1つ握られていた




「それは、この城の薬品庫の鍵
 場所はオーバストが知っているはずです
 その一番奥の棚の床下・・・・
 地下庫にジーナ様の、これからの治療に必要な薬草を確保しています
 万が一、追い詰められたガルシアが血迷い
 城に火でも放ってはと、隠したのです」


「ジーナの薬・・・・
 薬品庫の鍵・・・・」


「ええ・・・ あなたが一番欲しがっていた物です
 あなたが、ただひたすらに ガルシアの仕打ちに耐えてきたのは
 全てその薬の為、ジーナ様の為
 その薬草がガルシアの手の中にあると思っていたからです
 でも本当は・・・・
 私はもうずっと前から その鍵を持っていたのですよ
 なのに私は、あなたを利用し続ける為に言わなかった
 薬草が既に こちらにある事が判っていれば、
 あなたは何も ガルシアの言いなりになる事はなかった」


「これが・・・・ ジーナの・・・・」



シュリは、自分の手の中にある鍵をじっと見つめた

自分が ジーナの薬の為に耐えてきたのは本当だ
その為に、ナギにも本当の事を打ち明けられず
助けも求められなかった
今日でさえ、ナギを追い返そうとした程だ
もし話せていれば、この胸の印も無かったはず・・・・・
 



・・・・・・・でも・・・・・・

・・・・でも・・・・・・

・・・・でも・・・・・・






「それでも・・・・・!
 私の気持ちに・・・・ 変わりはない・・・・・・」



ガルシアの骸(むくろ)を抱えるラウの腕に力が入った

そのまま グッと唇を嚙んでシュリを見つめると
スッと息を吸う


 

「シュリ!!!!
 いい加減に目を覚ましなさい!!!
 どこまで言えば判るのですか!!!」


「判らない!
 何も判りたくない!!!」


「いいですか、よく聞きなさい!!
 私は・・・・
 あなたを・・・・・
 シュリを・・・・ 自分の意のままに動く人形とするために・・・・・
 ・・・・薬を飲ませていたのですよ・・・・・!
 私がシュリに渡していたあの薬湯と薬・・・・・
 あれは・・・・ ・・・・・・・・  麻薬・・・」



「やめろ!
 それ以上言うな!ラウム!」

叫んだのはナギだった



予想外の場所からの声に
ラウも驚きを隠しきれず、思わず視線を合わせる





「これ以上・・・・ もう・・・・・   ・・・・シュリを傷つけるな!」



ナギはこの事実を既に知っていた


ヴィルが城から持ち帰った薬の中で、ナギが注目していたのは2つ
大量の麻薬成分が配合された薬と、毒薬の瓶・・・


自国の検査で これが麻薬だと判明した当初、
ナギは ガルシアがこれで財を成しているのでは・・・・と考えた

違法な麻薬をラウに作らせ、その販路に西国を選んだのだ、と・・・
そして、男を呼び寄せ城内で秘密裏に取引・・・・
そうだとすれば、あの異常な財力にも説明が付く




だがあの財は 大国の姫を次々と娶り(めとり)ながら増やしたものだった
ガルシアが婚姻の持参金として相手国に要求した金額は
小国ならば、かるく数年の国家予算に匹敵する

それでもあの大国、 あのガルシア王の妃になれるなら・・・・と
巨額の金と共に娘を差し出した国々・・・

その末路は 金のみならず、宝剣を含む財宝から武器・兵力
果ては自国の領土と、大事な娘の命まで
根こそぎ奪われる事となったのだが・・・・




結局 残った謎の1つ、麻薬について話したのは 
思いがけずも あの西国の男だった
自分の保身の為の最後の切り札としてナギ達に密告したのだ




”皇子は麻薬を常習しているはずだと・・・”




それは長年、西国で あらゆる薬を作り出し
諜報してきた男の直感だった


自分の作った薬と針の痛みに 普通の人間が・・・
まして、酒さえ飲まないという皇子が耐えきれるなど 考えられない。
というのが理由だった


もしそんな事が出来るとすれば、答えは1つ・・・
薬に何か強い耐性・・・・ 麻薬の様な強いものを
毎日体内に取り込み続けて、初めて出来る事だと
あの男はナギに話していた






華燭の城 - 194 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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