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18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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華燭の城 - 192

「誤算・・・・?」


ナギがラウを見る


ラウはその視線を受け止め切れぬ様に 目を反らすと、
自分の腕の中で息絶えるガルシアに視線を移した
もがき苦しんだのか、見開かれたままの瞳・・・
ラウはそれを、そっと指で閉じた



「私の誤算は3つ・・・・・
 1つは・・・・ ガルシアが帝国に親書を頼んだ事
 あれさえなければ、すぐにでもガルシアを殺るはずだった・・・
 
 2つ目は、シュリに あの悪魔の紋まで刻んだ事・・・
 ・・・・私は、ガルシアの性癖を身を持って知っていた
 美しいシュリをみれば、当然そうなるだろうと判っていた
 だが・・・・ 私はそれでも構わないと、思っていた・・・」



その言葉にシュリが伏せていた顔を上げた
そんなシュリの目を見ながらラウは続けた



「神国の事をガルシアに進言する前・・・・・
 私はシュリについて多くの事を調べあげた

 産まれた時から神の子として羨望と期待とを一身に背負い
 溢れる程の愛情を注がれ、何不自由無く育った美しき皇子・・・・
 だが、私は・・・・・
 同じ皇子として生を受けながら、城を追われ、身を隠し、
 最愛の母は失意の中で死んだ・・・

 その上、実の父に石牢で弄ばれ(もてあそばれ)
 歩くことさえ儘ならない凌辱の毎日・・・・
 私は・・・ 調べるうちに・・・ シュリに嫉妬したのです
 私と同じ苦しみを味わえばいいと・・・・心のどこかで、そう思った・・・・
 だが・・・・まさかあの紋まで刻むとは・・・・」



「もういい・・・ラウ・・・・
 お前が居なければ、私も今日まで生きてはいなかった・・・・
 それに、この傷は・・・・・・ もう浄化されたのだろう?」




「来るな、シュリ!」

ラウの側に歩み寄ろうと 一歩踏み出したシュリに ラウが怒鳴った






「その優しさだ・・・・
 その優しさが私の最後の誤算・・・・」


「・・・・ ラウ・・・・・・・」


「ガルシアは、私の口車に乗り、策通りあなたを攫って(さらって)来た 
 見張りの目的で私に世話をさせたが、
 でも、私の本当の目的は・・・・
 あなたが ガルシアの日々の責めに耐え切れなくなって逃げ出さない様に・・・・
 そして 自死しないように・・・・ 
 時には手を握り、時には抱き締めて・・・・・
 心の拠り所となる甘い飴を与え続ける事・・・・
 あなたが居なくなってしまうと、
 私の長年の計画が遂行できなくなりますからね・・・・」


「だから・・・初めて会った日に、
 自分は何があっても味方だと・・・・」


「ええ・・・
 呆れる程、ずるいのですよ・・・私は・・・・・
 優しく笑みながら、あなたをここから逃がさぬ様に騙していた
 ・・・・でも たまに私の中の闇の部分が顔を出した・・・・
 あなたが私の前に跪くと 押さえていた嫉妬心が、優越感を覚え
 ついキツク当たってしまったかもしれませんね・・・」


それは初めてシュリが ラウの前に跪き、
男の部分を口に含んだ日の事だろう


「嫌になりましたか?
 軽蔑するでしょう・・・・?
 あの時 私は、あなたを・・・・ 
 神の子を自分の前に跪かせ、服従させた事に
 歓喜していたのですよ
 ・・・・ 憎み続けて来た この人・・・ガルシアと同じ様にね・・・・
 
 そして、私は自ら・・・ あなたの身代わりとして名乗り出た
 わざと、あなたの前でガルシアに抱かれる事で恩を売り
 罪悪感を植え込んだ
 17年も弄ばれたこんな心・・・ もう痛みなど感じもしないのに」


ラウは腕の中のガルシアをチラと見た後、
思わず顔を伏せたシュリを見ながら からかう様にクスリと笑った


だがシュリの返事は ラウの予想を裏切るものだった



「嫌いになど・・・ 
 ・・・・・軽蔑など・・・・する訳がない・・・・・」



その言葉にラウの顔が曇った



「・・・・・・本当に・・・・あなたはどこまでお人好しなのですか・・・・!
 私はあなたを騙していたのですよ!?
 それでも・・・・」


「それでもだ・・・・・!
 私はお前を・・・・ラウを愛している!
 その気持ちに偽りはない・・・・!」



そう言うシュリの言葉にも、ラウは黙ったまま、頑なに首を振った






「どうしてだ、ラウ・・・!


 ・・・・もういい!
 こんな事・・・・

 もう止めよう・・・ ラウ・・・ もう何も聞きたくない」







「・・・・あなたの着ているコートの内ポケットに鍵が入っています」






華燭の城 - 193 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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