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18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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華燭の城 - 190

ラウは冷たく微笑むと
苦しさに首を垂れたガルシアの顔をグイと上向かせる

 
「・・・・ その時の医師は、私達母子を助ける為に
 二人の死の責を負うという名目で自ら城を出て、
 身を隠すために医師を辞め薬師になった

 でも母は・・・・ 元々、苦労知らずの王妃ですからね・・・・
 侍女の一人も居ない街での暮らしは、相当辛かったと思います

 貴方に裏切られたショックと心労で 私が2歳の時に亡くなりましたよ

 その後、薬師は私を養子として育て
 ・・・・ 私は6歳の時に全てを知らされた
 
 ”お前は正当な王の血を引く皇子だ
 いつか現王の跡を継いで王になれ”
 ・・・・養父は口癖の様にそう言い、私は厳しく育てられました
 普通の街の子が 一生知りもしない様な剣、乗馬、帝王学・・・・」





「それで・・・  お前の乗馬は・・・・
 ただの使用人が・・・ オカシイと思ったんだ・・・・
 あれは平民の乗り方ではない・・・・  貴族の乗り方だ・・・・
 それに、その非の打ち所の無い完璧なまでの立ち居振る舞い・・・」

ナギがポツリと呟いた
あの馬駆けの日、ナギの抱いた疑問の1つがこれだった





「殿下・・・ 細かい所まで見られていたのですね
 内情を知るために、この城で働きたいと
 私が養父に申し出たのが10歳の時
 それまでは毎日の様に、剣術や乗馬、作法・・・教え込まれましたからね
 ・・・・・・まさか・・・・ 城で・・・・
 たった10歳で・・・・・
 実の父親の慰みものにされるとは思いもしませんでしたが・・・・」





そう答えるラウの腕の中で、ガルシアの体の力が抜けていく

蒼白の顔で今にも倒れそうにズルズルと膝を折っていくのを
ラウが乱暴に引き摺り起こすと
腹に新たな血が湧き出し、ガルシアは痛みに呻いた





「痛みますか?
 私の話は長すぎますか?
 でも、私にも27年間の積もった恨みがあるのですよ
 それを聞いて貰わなければ・・・・
 何も知らないまま、
 ただ静かな安楽の死を貴方に与える訳には行かないのです
 それに・・・・
 貴方がシュリに与えた痛みは、こんな物ではない
 手を一本ずつ折りましょうか? 脚を折りましょうか? 
 それとも、劇薬でその傷の中・・・・ 灼きましょうか?」
 

そう言うとラウは抱き寄せたままのガルシアの首元に
剣を突き付けた


「この剣が・・・・
 炎で真っ赤に熱せられていないだけでも、有難いと思って下さい」

ガルシアを見つめるラウの顔は、氷の様に冷たく静かだった





「貴方が痛みに耐えなければならない時間など
 シュリに比べれば、ほんの僅か・・・
 どんな苦痛があっても、もう暫くの辛抱です」

ガルシアの首に ツ。。と赤い筋を引きながらラウの腕がゆっくりと動く





「・・・・ ン”ッ!!」

「これは亡き母からの挨拶代わりとでも思ってください
 逝くときは、この母の形見の剣で送って差し上げますから・・・
 それよりも・・・・・
 苦しいのが嫌だというのなら・・・・
 今ここで、すまなかったと泣いて謝罪しますか?
 そうすれば少しは考えない事もない」




既に虚ろな目で ラウを見るだけのガルシアだったが
それでも最後の意地なのか、グッと唇を噛み締め わずかに首を振った




「そうですか
 この期に及んでその意地は、さすがとしか言えませんね
 まぁ 今更 謝罪など・・・ 母も嫌がるでしょうが・・・
 ・・・・・ どちらにしても・・・・ 
 貴方は私の手の中で苦しみながら逝くのです
 それが15年前の、私の決意ですから」



「15年・・・・・」

ラウはその声の主、ナギに向かって顔を上げた


「ええ・・・・・
 私は10歳で実の父親に犯され玩具にされた
 そして12の時に、この脚の自由を奪われた・・・
 その時に、私は決めたのですよ」


ラウの視線が、再び腕の中のガルシアに戻される


「貴方のカラスになると・・・・
 忠実な僕(しもべ)を完璧に演じ、
 貴方の一番側にいて、貴方の一番の信用を得てから
 最後に、絶望の淵に追い落とし・・・・ 
 ・・・・・・・・ この手で殺してやると」


ラウは、ただじっとガルシアの瞳を見つめる
たった一つの、この決意を持って・・・


その冷たい視線に射貫かれたガルシアの目が・・
虚ろだったその目が大きく見開かれ、何かを発しようと唇が僅かに動く

それが万が一にも 謝罪や命乞いでないことは、
そこに宿る激しい怒りの炎を見れば明らかだったが
もう既に声にすら、ならなかった



「そろそろ限界の様ですね・・・・
 では、ここでお別れです
 ・・・・・・さようなら、父上・・・」



ラウの腕が動き、ガルシアの短い叫びと共に鮮血が辺りを染めた






華燭の城 - 191 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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