0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 180

「話し合い?  逃げる?
 ・・・・・甘いな
 この期に及んで、そんなものは無意味だ
 どうしても行くと言うなら、
 その体で 今すぐワシに逆らう奴等を全員、討ち取って来い!
 お前が先頭に立って出ると言うなら
 ワシは一向に構わん、止めはせんぞ!」


「・・・・討ち取って・・・・・・・・!
 まさか陛下・・・・・ !!
 ・・・・・シュリを・・・ 本当に戦に出すおつもりですか!!」


驚きに声を上げたのはラウだった
ガルシアとシュリの間に割って立ち、真正面から
睨む様に王の顔を見た




「それがどうした、ラウム
 前々から言っていただろう?
 良い手だとは思わんか?
 歴戦の猛者である このオーバストでさえ、
 シュリの体には あのうろたえ様だったのだぞ」


いきなり名を呼ばれたオーバストは顔を上げ
思わずシュリの方を見た

そして 冷たい視線でじっとこちらを見ているシュリと目が合うと
戸惑う様にまた俯き、隣のガルシアに呟いた




「陛下・・・ 私は・・・・
 あの時の事はもう・・・・・ 御赦しを・・・」

「ほら見ろ、未だにこれだ!」

ガルシアはオーバストの反応を面白がるかの様に
満足気に声を上げる




「それでなくともシュリは神・・・!
 神に弓引く者は居ない
 戦わずして勝利は決まったようなものだ!
 が・・・・ もしもだ・・・・
 神を斬り殺し、地獄に堕ちる事も厭(いと)わぬという
 命知らずの馬鹿な輩が居た時は・・・
 望み通り、そいつの目の前に あのシュリの体を晒し、
 悪魔の力で地獄送りにしてやれば良い!」
 


「なっ・・! ・・・・陛下!!!!
 馬鹿なお考えはお止めください!
 シュリは世継ぎなのですよ!!
 次期王を万が一にでも失っては・・・・ どうするおつもりですか!
 しかもあれを・・・・ 戦場で見せろと言うのですか!」



「・・・そう怒るな、ラウム
 神と悪魔、両方を併せ持つシュリは その体だけで最強の武器だ
 万が一など起こるはずもない」




神と悪魔・・・・・?
二人のやり取りを聞いていた側近達が、僅かにざわめき
ヒソヒソと囁き合い始める





「ガルシア・・・!」

だが、そのヌルリと生温い・・・ 泥泡が纏わり付く様な不快な空気は
シュリの凛とした声で断ち切られる
側近達は一瞬で口を噤み(つぐみ)、身を硬くしシュリに小さく頭を下げた


「お前は帝国を裏切り・・・
 裏で西国と手を結んでいたのではなかったのか・・・!?
 その西国を討てとは・・・ 
 どこまで人を欺(あざむ)けば気が済むんだ・・!」

ガルシアを睨み据える




「手を結ぶ?・・・・・何を馬鹿な事を」

ガルシアの笑い声が部屋中に響き渡る



「最初から手など組んでおらぬわ!
 お前の体と引き換えに、西国軍の動きを教えろと言ったまでの事
 これは取引だ

 ワシはまだ何度でも お前を抱かせてやるつもりだったのだ
 それを翻(ひるがえ)し、先に裏切ったのはあの男の方だ!
 ナギの近衛小隊ごときに尻尾を巻きおって!」


「あの男がナギに翻った・・・・?」 


「ああ、そうだ
 西国を見張らせていた者から報告があったのだ
 あの男が、小僧とその小隊を 自邸に招き入れた、とな!」



オーバストが隣で小さく頷くのを見て、
シュリはガルシアの執務机にあった大量の報告書を思い出していた




「敵の軍隊を、抗いもせずに ”どうぞ” と自邸に入れる
 これを裏切りと言わずして、何と言う!?
 ワシはそれに応じるまでの事

 ・・・まぁ ヤツも、神の子を悪魔に貶(おとし)める片棒を担いだのだ 
 そんな事が外に知れれば、死罪より恐ろしい目に遭うのは必至
 いくら馬鹿でも、さすがにそこまでは 易々と口を割らぬだろうが・・・
 ああいう男は案外、肝が小さい
 さっさとカタを付けるに限る
 
 シュリ、お前もヤツに負わされたあの痛み、屈辱・・・・
 忘れてはいないだろう?
 その恨み、自分の体で晴らしてみたいとは思わぬか?
 ヤツを平伏せさせたいと思わぬか!?」




「陛下!!
 ・・・・ では・・・!
 このシュリの体を・・・ 傷を・・・ 万民に晒した後、
 帝国の皇帝閣下にはどうご説明をするのですか!!
 ご自分で傷付けたと、そう言うのですか!」


ラウがシュリを庇(かば)う様に前に出た






華燭の城 -181 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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