0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 163

「オーバスト、構わん」

シュリを止めようと動いたオーバストを軽く左手で制してから
ガルシアは シュリに自分の胸ぐらを掴ませたまま、向き直った



「・・・・で、シュリよ
 ワシを掴み上げ・・・ ここから、残った右手一本でどうする気だ?
 砕けた手でワシを殴るか? それとも斬るか?
 お前の大事な剣はあそこにあるぞ?」



ガルシアの視線が壁にズラリと掛けられた宝剣に向いた

その一番端に 自分の双剣が・・・・
国から連れ出された日、奪われたままになっていた自分の剣が
掛けられていた




「さあ・・・・・ やれるものなら、やってみろ
 早くしないと、こちらも使えなくなるぞ?」

ガルシアの手が 
自分の胸元を掴むシュリの左手をガッシリと握り込む

ギリと音を立て骨が軋む感覚・・・
以前、右手を握り潰された時と同じだった





「・・・ンッ・・・!」

「シュリ・・・!やめるんだ!」

止めたのはラウの声だった



シュリの怒りの意味は判った
だが、だからといって、もうどうしようもないのだ

今更、シュリが庇(かば)ってみても
ヴェルメは生き返りはしないし、
そのために これ以上シュリが傷を負う事もない






「ラウムは ああ言っているぞ?
 ・・・どうする?」

ガルシアの手に力が入る



「お前の事だ・・・
 今、残っている者・・・ 
 あのヴェルメの息子も 粛清の対象にしているのだろうが・・・
 だが・・・!その者達に・・・
 ヴェルメの一族全てに もうこれ以上、手を出すな!
 命も財も・・・ 何一つ奪う事は許さない!」


「ほう・・・
 自らここへ乗り込んで来たのはその為か?
 印を刻まれ、これだけの傷を負わされながら
 まだ人の心配をするとは、見上げた根性だな
 ・・・その気概に免じて 他の者の処分は止めてやっても良いが?」



その言葉にシュリの瞳がクッと開かれる



「お前を襲ったと言う事は、
 直接、ワシに手を出す勇気は無いようだしな
 父親に似て、どこまでも腰抜けなヤツよ
 それに・・・ 
 お前のこの印・・・ あの小心者の息子にも、もう見せたのだろう?
 ・・・・・どうであった?
 驚いたか? 
 恐怖に泣き叫んだか?
 地に這いつくばり許しを乞うたか?」



ガルシアは楽しくてたまらないとでも言う様に クックと笑い出す



「ならば、ワシが簡単に殺ってしまうより
 お前の、この悪魔に一生 呪われ続けると恐怖しながら
 最下層で生き永らえさせるのも面白い
 シュリよ、お前も良い 従僕が手に入ったではないか
 あいつはもう お前に頭が上がらぬぞ?」


ガルシアはシュリの左手をギリギリと締め上げながら
嬉しそうに嗤った



「・・・ンッ・・・・
 ・・・・・そんなものは・・ 要らない・・・・
 だが・・ 今の言葉・・・・忘れるな・・・・・」

痛みに顔を歪ませながら、シュリもガルシアを睨み付ける




二人の視線が交錯し、
誰も言葉を発しない静寂の時・・・





その凍り付いた空気の中に
シュリを見つめていたガルシアが突然、熱い息を吐いた

「ああ・・・ 本当に・・・・ お前の苦痛に歪むその美しい顔は
 何とも言えずワシをそそる・・・
 ・・・・・来い・・・!」





ガルシアは薄い唇で薄気味悪く笑うと
シュリの左手を握ったまま 引き摺る様にして部屋の中央まで行き
いつも酒を飲んでいるテーブルへ、乱暴に突き倒した


ソファーと対になった巨大なテーブルの上に
仰向けで倒され、シュリはその衝撃に呻く

そのまま覆い被さる様に押さえ付けられ、呼吸もままならず
左手も掴まれたままで、身動きさえとれない


ラウの上着は反動で床に落ち、破れたシャツが露わになっていた

ガルシアが 肩で喘ぐそのシュリのシャツをも 引き剥がす





明るい部屋の電灯の下に晒し出されたシュリの傷だらけの体
そして 歪(いびつ)な縫合の隙間から 
じわじわと血を吐き出すあの印・・・・
オーバストは思わず息を呑んだ


「・・召・・・ 魔・・・・    ・・・・・ウッ・・・」

無意識に口元に手をやり、一歩 後退った




その反応を見てガルシアは満足の笑みを浮かべた

「シュリ、見るがいい・・・
 さすがの大佐殿も お前の印には敵わぬとみえる」

「・・・・っ・・」



ガルシアは、悔しさに唇を噛み締め、強く目を閉じたシュリの両手を
片手1つで易々と押さえ付けると
オーバストに見せつける様にして、首筋へと舌を這わす




「そうだ、お前もこの先、この国の王となるならば
 1つ良い事を教えてやろう」

首から這い上がったガルシアの舌が
シュリの耳の中で蠢き(うごめき)ながら囁いた


「他人の為に・・・・ お人好しは止めることだ
 ・・・・・ 己以外、誰も信じるな」


ガルシアはそれだけを言うと、ニヤリと嗤った




「お前の方から、ここに来たのだ・・・
 頼みも聞いてやる
 その代わり・・・・ 覚悟はできているのだろうな」

身を捩るシュリの脚をガルシアの膝がテーブルに押し付けた


「・・・ンッ・・・!」






華燭の城 - 164に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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