0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 158

目の前にいるのは20代前半と思われる若者三人
こちらは一人・・・・

数では不利だが、幸いと言うべきか
三人はすでに戦意喪失している様子で 必死に命乞いをしている・・・

正直、剣には全く自信がない・・・
が、これならば勝てるかもしれない・・・・ と思う




方々の国から 腕抜きの・・・
言わば傭兵ばかりを集めた側近・・・ 私兵集団の中にあって
この男は珍しく 純粋なこの国の出身者
生まれも育ちもここであり、一般兵士上がりだった


ガルシア陛下に忠誠を誓い、ただただ与えられた職務を
地味に、真っ当に、誠実に熟す(こなす)ことで、信用を積み上げ
やっと半年前、名誉あるこの黒服を着ることを許された


しかし、実戦経験は一度もない


仕事は主に いわゆる諜報的なもので、
今回の様に 尾行や盗聴が主だった
それも全てが国の為だと思っている




その自分が剣を抜いてしまった





・・・どうする・・・・・・


一人では判断が付かず
部屋にいる六人に順番に視線を送る



震える男三人・・・
泣く子供・・・
ラウム・・・・
そして、シュリ様・・・・・







「・・・やめろ・・・ 手を出すな・・・」

その視線を受けて 言葉を発したのはシュリだった



引き裂かれたシャツにラウの上着を掛けられ 抱き起される皇子は
殴られたのか顔にも傷があり、切れた唇端からは血が流れている



「シュリ様!! ・・・・大丈夫でいらっしゃいますか!
 いったいこれは・・・ 何があったのです!!!」

思考の渦からようやく脱し、声を掛けた




「大丈夫だ・・・」

そう言いながらシュリはラウの腕の中から体を起こす




「お前に頼みがある・・・」


そう言われた側近の判断は早かった

今のこの、意味不明の場面を打開するには
上の者の指示を仰ぎ、その職務を全うする事のみ・・・
そしてその令を発しているのは
国王に次ぐ 権威でいえば2番目にあたる皇太子なのだ
迷う事はない



「はっ! 何なりと!!」

三人の動きに注意しながらも、シュリの方へ体を向け頭を下げる





「三人を・・・・・ 護衛して屋敷まで送り届けろ・・・・」

「えっ・・・護衛・・・  ですか?」



聞き返すのも無理はなかった

この場面では どうみても皇子に危害を加えたのはこの三人だ

なのに捕らえろではなく、守れという・・・
意味が判らないのは当然だった



それでも皇子の命令
下されたからには それは遵守しなければならない



「・・・はっ!
 ・・・・確かに承りました!!」

震える三人に戦意が無い事を確かめ、腰の鞘に剣を収める
そして外へ誘導しようとした時だった





「・・・待て」


立ち上がったのはラウだった






華燭の城 - 159に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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