0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 157

小屋の扉の隙間から 灯りが漏れていた

やはりここか・・・!




街から戻ると
部屋で眠っているとばかり思っていたシュリの姿が無い

城塀には常に門番が立っている
一人で城外に出る事はあり得ない


だとすれば、今のシュリが行きそうな場所は
以前 尋ねて来た自分の部屋・・・
だが今日は、自分が留守なのは知っているはずだ


次に頭に浮かんだのが
あの湖が見える墓地と、マリア像のある小屋だった

・・・あそこしかない
そう思った直感は当たっていた



しかし、そこで見た光景は想像とは全く違う物だった






小屋の奥、雑多に置かれた道具の向こうで
シャツを破られ、傷だらけの上半身を晒したシュリが倒れていた


その傷口はまた開き、床にも血が垂れている


そしてそれを ただ呆然と見つめる男達・・・・








「・・・・・・ラウ・・・・」

シュリの小さな声にラウは我に返った


「・・・・シュリ!!」

駆け寄り抱き起した

背中に回した手にヌルリと血の感覚がある




「大丈夫ですか!!・・・シュリ!!!」

そう言いながら自分の上着を脱ぎ、
無残に晒し出されたままの 冷え切った身体を包み、傷を隠す





「・・・ シュリ様に何をした!!!」

その腕にシュリを抱き寄せたまま、三人の男を振り返った




男達は、恐怖で何も答えず
小さくイヤイヤをする様に首を振って ジリジリと下がっていく

そして積まれた木箱に背が当たり、下がれなくなると


「な・・・・なにも・・・・していない・・・・・・・
 召魔・・・・・ 悪魔が・・・・・・・ そこに・・・・・
 助けて・・・・くれ・・・・・
 本当に・・・何も・・・・」
 ・・・・・・・・・・・・ 助けて・・・」

そう呟き 我、先にと扉へ向かって這いずり出ようとした





が、それはほんの数メートルで徒労に終わる


その扉に ずっとラウを監視し、後をつけていた側近の男が追いつき
現れたのだ

三人の男達は 更なる恐怖に声にならない悲鳴を上げた




目の前に立つ黒服・・・
それは間違い無く、ガルシアの側近・・・
いや、この城の高官ならば誰もが知っている恐るべき裏の集団
ガルシアの忠実な私兵・・・


その私兵がスラリと腰の剣を抜いた

男達の顔色が変わった




「・・・ひぃっ・・!!!
 ・・・こ・・・  殺さないでくれ・・・・・!!
 ・・・頼むっ!!!!」



三人は扉を塞がれ、逃げ場を失い、どうすることも出来ず
一塊になったまま口々に命乞いをし、ただその場で震えるだけだ






だが この場の意味が理解できていないのは
現れた側近も同じだった


雨の中、ラウムの後を付け小屋に来た・・・ 
本当にただそれだけだった

しかしそこには、シュリ皇子がぐったりと倒れ
その場から逃げようとしている三人の若い男と
部屋の隅で泣きじゃくる子供一人・・・



倒れているのが皇子でなければ
ただの若者同士の喧嘩・・・ それで済む

だが、ラウムに抱き起されているのは 紛れもなく次期王であるシュリ様だ





何か大変な事が起こっている・・・ のか・・・・?

そう思い、とりあえず腰の剣を抜いて威嚇し
逃げようとしていた三人をその場に留めた



・・・が、・・・・

・・・ この場をどうしろというのだ・・・・・






華燭の城 - 158 に続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR