0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 155

「お・・・ おい・・・・ あまり やり過ぎるなよ・・・
 シュリ様だぞ・・・ 死んだらどうする・・・」


無抵抗で殴られ続け、ハァハァと肩で息をし始めたシュリを見兼ね、
男の後ろに居た仲間の一人が声を掛けた



「・・・そうだ・・・・ もうそれぐらいにしておけ・・・!」

もう一人の男も、赤毛の男を止めようと
振り上げた腕に取り付き、背後から羽交い絞めにする



「うるさいっっ!!
 こんなヤツ、死んだって構うものか!
 いいや! 殺してやるんだ!
 父上は殺されたんだぞ!!
 仇を取ってやる!!!
 ・・・・・・ 離せっ!!」

仲間の腕を振り解きながら男は叫んだ



「殺・・・ された・・・・?
 ヴェルメが・・・?
 ・・・死んだのか?
 それは・・・  どういうことだ・・・」

そのシュリの声に男は益々激高した



「何を白々しい!!
 これからも忠誠を誓えだとか・・・・
 取り澄ました顔で平然と言い放ったくせに・・・・!
 本当はもう・・・
 あの時はもう、父上を粛清するつもりだったんだろう!!
 この偽君子が!!!
 皆の前ではいい顔をして、父上を油断させて・・・!!」


「・・・・!
 待てっ・・・!」

言いかけた顔面にまた男の拳が飛ぶ


ンッ・・・!


自分より体重の重い男が 跨り暴れているのだ

馬乗りで押さえ付けられたままの体が捩れ
殴られた痛みより、その体の傷の痛みの方が限界に達し
意識がかすれそうになる





「・・・・待・・ てっ ・・・・私は・・・ 何も・・・・・」


「お、おい! 殺すって・・・!
 そんな約束じゃ・・・・ 
 少し脅して、話を聞くだけって言ったじゃないか!」

「・・・・ 相手は皇子だぞ・・・
 さすがにこれ以上はヤバイんじゃ・・・・」


男の声に慌て、仲間の2人は互いに顔を見合わせた
そして、ほぼ同時に2人共が飛び掛かり 
シュリに馬乗りになる男を、後ろから引き剥がそうとする



「もう、それぐらいにしとけ!」

「やめろって!!」

「くそっ!
 離せっっ!!!」


だが男は仲間の手から逃れようと 
大きく腕を振り回し、シュリの上で暴れ回った

その抵抗の甲斐あってか、二人掛かりで引き摺られたにも関わらず
男の体は、わずかにシュリの腹の上から腿へと
移動したに過ぎなかった

手の届かなくなった顔を諦め、男はシュリの胸元を掴み上げる




引き起こしたシュリの顔を間近に見ながら
男はその脇腹にドスンと拳をめりこませた


「ンッっ・・!!」

口の中に溜まっていた血が衝撃で溢れ出る

激痛で一瞬、意識が遠のく
それでもシュリは必死に目を開け男を見た






「・・・・ 何が・・・あった・・・・
 ヴェルメが・・・・・・・ 死んだというのは・・・・・」


「くそっ!まだ言うか!!
 ああ!父上は死んだよ!!
 あの受書の日の次の夜!
 屋敷に入った強盗に撃ち殺された!
 ・・・・だがな! 何一つ盗られていない!!
 金も、宝石も、全部ある!
 何が強盗だ!!  
 初めから父上の命だけを狙って来たくせに!
 それなのに・・・・!
 警察も官吏も・・・・さっさと嘘の報告で片付けやがって!!
 そんな事が出来るのは ガルシアとお前だけだ!
 ガルシアと2人で、コソコソと裏で手を回したんだろう!!
 全部 判ってるんだぞ!!!」


「そんな・・・・・・・・」


シュリは何も反論できなかった



酷薄な笑みを浮かべ、
足元のヴェルメを見下ろしていた冷たい視線のガルシアの顔を思い出す


自分に敵意を・・・
いや、あれは明らかな殺意・・・・・ を向けた男は殺す・・・
あのガルシアなら・・・・ やり兼ねない・・・・

・・・ 違う・・・・
そもそも ガルシアがヴェルメを許すなど、最初からあり得なかったのだ


そしてこの男が
自分とガルシアが手を組んで命令を下したと、そう思うのは仕方のない事だ

あの日、自分はガルシアに従順な、最愛の息子を演じたのだから・・・
憎いガルシアを 「父上」 と呼んでまで・・・






華燭の城 - 156に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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