0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 140

ガルシアの部屋へ続く廊下を、
オーバストの後ろに並び付く形で、ラウは歩いていた


ガルシアの部屋なら 案内などされずとも知っている

それなのにオーバストはわざわざ 付いて来いと言い
今も無言で前を歩き続けている

そもそも何故、ガルシアが自分を・・・・?


抱く為ならば、自室ではなく 今まで通りあの部屋へ呼ぶだろう・・・・

もし仮にそうだったとしても・・・
では、なぜこの男が一緒にいるのか・・・
どういう事だ・・・・


ラウは胸のざわつきを押さえる事ができなかった





だが、その不穏な予感は
ガルシアの部屋に入ったとほぼ同時に 解けることになった



「連れて参りました」 

オーバストが頭を下げると
ガルシアは 「ご苦労」 とだけ短く返事をし、すぐにラウに向かい


「昨夜は鼠賊(そぞく)のような真似までして
 色々と頑張ったようだな」

いきなりそう言ったのだ




ラウの顔に緊張が走る





昨日の深夜・・・ いや、日付は変わっていたから まだ今朝の事だ・・・
自分が薬品庫に忍び込み、無断で器具や薬を持ち出したことを
ガルシアはもう知っている



「私を・・・ 監視していたのか・・・・?」

ラウの視線が 一緒に部屋に入ったオーバストに・・・
自分の斜め前に立つ男に向く

だがオーバストは素知らぬ顔で、黙って立ち
ガルシアを見たまま、ラウの声に振り返ろうともしない



「オーバスト!・・・・・質問に答えろ!」

ラウが再び声を上げ、その肩に手を伸ばそうとした時

「ワシの城で、ワシが何をしようと自由だ」
ガルシアが言い放った




「オーバスト、お前はもういい、下がれ」

「はっ・・」

「・・・待て!」


ガルシアに一礼し、部屋を出ようとするオーバストを
引き留め様と手を伸ばす
が、ラウの声にも、男はチラと一瞥(いちべつ)しただけで、
背を向けそのまま出て行った






「クッ・・」

ラウが唇を嚙み、そのままガルシアに体を向けた



後(あと)をつけられていた事に 全く気が付かなかったのは自分の失態だ
だが、それでも・・・・

「陛下!
 私を監視とは・・・
 いったいこれは・・・ どういうおつもりなのですか!」

そう言わずには居られなかった




「どういう・・・  ・・か・・・    ・・そうだな・・・」



ガルシアは ラウの目の前まで来ると
いきなり手に持っていた杖を奪い取り
その杖で ラウの肩を思い切り打ち据えた



「・・・・ンッ・・!」


よろめき片膝をついたラウの顔を、杖の先でグイと引き上げる

ガルシアの恐ろしく冷酷な目がじっとラウを見据えていた


「そういう態度だ
 最近の、
 お前の、
 そういう言動が・・・
 どうもシュリに傾倒しているように思えてな
 まさか自分の仕事を忘れた訳では無いだろうなと・・・
 ほんの少し、心配になっただけの事よ
 なぁ、ラウム・・・・
 ここで生き延びる術は、もう嫌と言う程 教えてやったはずだぞ
 もう忘れたか・・・?」



トントンと杖でラウの右足を軽く叩きながら発するその声は
視線とは正反対に、ゾクリとするほど優しかった

その声にラウの表情が強張った




冷たい眼光に射貫かれ抗えず(あらがえず)
ラウはゆっくりと膝を立て直し、ガルシアの前に跪き頭を下げる




「報告もせず・・・・ 勝手な事を・・・致しました・・・・
 ・・・・申し訳ありません・・・」

「判っているなら、それでいい
 ワシとて、まだお前を失いたくはないからな」



ガルシアはそう言うと
今度は杖ではなく 自身の手でラウの顔を上げさせた

そしてそのラウの唇を塞ぐ様に 自分の口を押し付けた



「・・・・っ・・」
ラウが目を閉じる


ガルシアの生温かい舌がラウの口内に滑り込み、
舌を絡ませ、貪る(むさぼる)様に嘗め回す




「・・・んっ・・・・・・・・・・っ・・」

呼吸が出来なくなる程のその動きに
ラウは苦し気な呻きを漏らした

ガルシアはそれを楽しむかの様にラウの舌を追い回していたが
ふいにその唇を解放し、ふぅと溜息を付いた



「このまま抱きたいところだが・・・
 あの小僧が やっと国へ帰る気になった
 一応、帝国皇太子だ
 形だけでも、見送りぐらいはしてやらねばならん」


ガルシアは部屋の大きな柱時計に目をやる


「1時間後だ、正面門にシュリを連れて来い」






華燭の城 - 141 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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