0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -43

ゴホッ・・・

ゴホッ・・・・

誰も居ない部屋で匠は激しく咳き込んでいた
ずっと口から水分を摂っていなかった


点滴がつけられているので生命維持には何の問題もないのだろうが
喉は乾燥し、今にもその蓋を閉じてしまいそうな感覚だった


ゴホッ・・・

ゴホッ・・・・


咳き込む度に うつ伏せ、折れた肋骨が悲鳴を上げる
腕に力が入らず、寝返りさえうてない・・

足に力を入れ、わずかに上体を捻り、
肋骨が圧迫されるのを防ぐのが精一杯だったが
その姿勢もまた、胸の痛みを増すには十分だった





扉の開く音がし、ペタペタと足音が聞こえてくる
もう何度も聞いた音だった


匠は窓の無い部屋で、時間の感覚というものを 全くといっていいほど失っていた
が、あの老人の足音は こらからまた壮絶な痛みとの戦いを告げる合図だった




老人の作業・・・匠の背中に刻印を彫る作業・・・は途中で何度か中断される

中断の時間が短い時は昼・・
かなり長く途切れる時は たぶん夜・・
それぐらいの感覚しか残っていなかった


そしてそのわずかな合間に何度となく陵辱された・・・・・
いつもはあの男に・・・
時には・・この老人に・・・・

途中で意識を失うと、傷を掴まれ、液体をかけられた






苦しげな匠の側で 器具を準備しながら老人は
「・・・・・辛そうだな・・・・」 そう言い、逆に満悦の表情さえ浮かべた


そしてまた作業が始まる

咳き込み震える匠の背中にメスが入れられ、針を刺され、縫合され
そうして龍と結合した蛇が 徐々にハッキリと美しく形作られていく・・


「・・・んっっっ・・・・・・・・・」

声も出なくなっていた




「随分と出来上がったな・・・」
嬉しそうなあの男の声がした


「はい・・これは最高傑作かと・・・・
 いま少し修正が必要ですが、その後 全ての抜糸が終わって腫れが引けば
 それはそれは美しくなるでしょう・・・」
老人が両手を擦り合わせながら言う




「もう タクミは私のモノ・・・・・」
男は満足そうに匠の体を撫でた


体に触れられるのが嫌だった
体が震え また息苦しくなった


ハァ・・・

ハァ・・・



「はなせ・・・・・さわるな・・・・・・」



やっとの思いで絞り出した声に
男が目を細め、その表情は イラついたものに変る

「タクミ・・・まだわからないのか・・・・」


暫く何か考えていた男は 
「・・・先生・・・ 今 作ってらっしゃる薬を何か持って来てください・・・」
そう言った



「アレを・・・・ですか・・・?」
老人は驚いた様に聞き返した


「ええ・・・
 どうも最近・・・先生の薬の効果が弱くなった気がしてね・・・・
 どう思います?・・・先生・・・」



「あ・・・そ・・・それは・・・・・
 背中の痛みの方が・・・ 勝ってるせいではないかと・・・・・
 それで・・・ その・・・・ 催淫剤の方の効き目が・・・
 もう長いですし・・・・ その・・・・ 慣れと・・耐性も・・・・その・・・」

老人はしどろもどろで必死に言い訳をした




「弁解はしなくていい・・・ 先生・・・・
 責めてる訳ではない・・・
 先生は 面白そうなモノをいくつか作っていたでしょう・・・?

 それを持って来てくれればいい・・・

 どうせ 今のタクミは満足に動けないのだし
 体を弄ぶ (もてあそぶ) のは私の自由・・・

 でもね・・
 タクミの・・・ 心が欲しいのですよ・・・
 私に許しを乞いたくなる様な・・・
 絶対に反抗はしない、服従すると ・・・そう言わせる薬がね・・・・・」



「服従・・・ですか・・・・・」

老人は黙って考えていたが

「では、あの・・・・・まだ完成ではありませんが・・・・
 1つだけ・・ 使えそうな物がございます・・・・
 快楽の催淫剤とは違い、痛みだけのものです・・・
 
 血管に刺す今の点滴と違って
 これは 吸収の良い粘膜に直接注入するのです
 持続力より即効性で・・・ 効果はかなりあるかと思いますが・・・」



「粘膜か・・・・ それはおもしろそうだな・・・・・」



「そ・・・・そうですか・・!
 粘膜であればどこでも大丈夫です
 鼻孔、口、耳、生殖器、肛門・・・ どこでもよろしいかと・・・

 ・・・・もし使って頂けるなら、貴重なサンプルになります」


老人は 男が好反応を見せた事に喜び、窮地を脱したように嬉しそうに答えた




「そうだな・・・・どこがいい・・? タクミ・・・」
男は匠の顔を覗き込むと 頭を撫でながら呟いた




刻印 -44へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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