0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 122

暫くすると
「どうだ? 上手く出来たと思わんか?」

ガルシアは 後ろの小男へ振り返り、満足げに片唇を上げ笑った


「神の子の体に、この印・・・・ 面白い趣向だろう?
 もし この姿のシュリが戦さに出たとしたらどうだ?
 ・・・・ もう誰も手を出せぬぞ」


「・・・・それは素晴らしい!
 そこまでお考えとは・・・・!」 




人体の内部を劇薬で直に灼くという惨状・・・
それを目の当たりにし
最初は戸惑い、顔を引き攣らせ見ていた小男


下手をすれば死ぬのではないか・・・
皇子を殺してしまっては、自分もその咎(とが)を負わされるのでは・・・

そう思い、内心 恐怖に震えていた

が、そのシュリが、まだ生きて痛みに喘いでいる事に安堵したのと同時に
その痛々しい姿に・・・・・
今まで自分が行ってきた拷問とは全く桁違いの責めに
未だかつて味わったことの無い、抗えない程の興奮を覚えはじめていた

爛々と目を輝かせ、妖しく笑みガルシアに応えながらも
その手は、既に自身の猛りを押さえきれず、衣服の中で動いている




「このシュリ様の体は、”最強にして最悪の武器” となった訳ですな」


「ああ、そういう事だ
 聞けば北方に、地下の資源が豊かな小国があるらしいではないか
 手始めに、そこでも落としてみるか」


「さすがは陛下
 これだけ傷み、灼き付ければ、この印はもう一生消えぬ枷(かせ)
 ならば、そう使われるのが シュリ様も喜ばれましょう
 親愛なる陛下の為に、自らの体を活かす事が出来るのですからな
 ・・・・しかし・・・ 
 小国などと言わず、この際・・・・・
 帝国を・・・・ というのは如何でしょう?
 ・・・・ガルシア ”閣下” ・・・・」



ガルシアは 小男の媚びた返事を聞くと
「お前の口車などに、ワシが乗るものか・・・」 
言葉ではそう言いながらも、満更(まんざら)でもない様子で
フンと鼻で笑い、そのままシュリへと向き直った





「さて、これで仕上げだ
 どうせ、その手では当分無理だろうが・・・」

そう言うとグイとシュリの脚を開かせ、持ち上げる
露わになった内腿に、真っ赤な針を押し当てた

胸や背中より柔らかく薄いその白い皮膚は
いとも簡単にビリビリと灼き切れる



「ンッ・・・・・っっ・・・」
シュリの叫びは小さくなっていた

あまりの激痛に意識を失いかけていた



目の前で行われる暴虐を直視出来ず、ずっと下を向いていたラウは
そのシュリの小さな呻きに顔を上げた

薄暗い石牢の天井から吊るされたシュリの体・・・
釜の炎に炙られる様に映されるその体にあった物に
ラウは絶句したように言葉を詰まらせる




「これで当分、自慢の馬にも乗れまい・・・
 ・・・どうした? もう声は出ないか? ・・・終わりか?」

ガルシアは シュリの顎を掴み顔を覗き込むと
もう一度、逆脚の・・・
その開かれた内腿から脚の付け根へと灼熱の針を押しつけた



「ンッぁ・・・・・・・・グッ・・っ・・」

閉じかかっていたシュリの瞳が一度だけ見開き
ガルシアを睨む様に小さく呻いたまま・・・・ ガクンと頭を垂れた





「ふん、気を失ったか・・・まぁいい
 今日はオモシロイ物が出来たしな」

そう満足気に言うと、台の脚に繋がれたままのラウの横に
その手枷のカギを放り投げた




「ラウム、明日の宴の受書の件、
 絶対に忘れるなとシュリに言い聞かせておけ
 もし出来なければ、あの小僧の命は保障しないとな」


「陛下、そのような面倒なことはなさらず
 今夜にでも、こっそり殺(や)ってしまえばよろしいのに
 そうすれば親書など簡単に・・・」


そう小男が冗談めかすのを 
ガルシアは豪快に笑い飛ばした



「一国の王ともなれば、いろいろ気苦労も絶えぬのだ
 お前の様に、身軽に好き勝手出来る者には判らぬだろうが
 ”王” は何かと大変なのだぞ?
 まぁ、明日になれば親書はワシの物だ」




悠々たる笑い声を残し ガルシアと小男が部屋を出て行くと
ラウは床に投げられたカギに手を伸ばした

それを拾い、自分の手枷を外し
気を失ったまま吊るされているシュリへと 脚を引き摺りながら這いずった




そしてゆっくりと滑車を下げ、
グッタリと床に倒れ込んだその傷だらけのシュリの身体を
台の下にあった白い布でそっと包み込む様に抱き寄せた



「・・・・こんな・・・・ なんという惨い(むごい)事を・・・・
 ・・・・・シュリ・・・・・・・・・・」


ラウが呼び掛けても、頬に触れても、シュリは何の反応も示さなかった




ラウはそのまま、気を失ったシュリを抱き
部屋を出て廊下を歩き始める

蹴り上げられた古傷が痛む
杖が使えず、足を引きずる為にゆっくりしか進む事が出来ない

その間にも シュリを包んだ白い布は 見る見るうちに血に染まっていく





「・・・シュリ、頑張ってください・・・・・」 

ラウはそう話しかけ続けたが、シュリの返事は無く
どんどんと冷たくなっていく体に、意識さえもない様子だ




近付くラウの足音に、
あの黒の扉番がいつもの様に その扉を開けながら振り返った

そして その異様な姿にゴクリと息を呑む・・・

グッタリと蒼白の顔をした皇子が、大量の血に染まった布に包まれている
それはまるで死人だ・・・



「・・・・シュリ・・・・様・・・・・」 
思わず無言の掟を忘れ呟いていた


その声にラウも顔を上げる

「すまない・・・・ 廊下を汚した
 後で片付けておいてくれ・・・・・」  

すれ違い様、そう告げた


そのラウの足元・・・・
布からわずかに覗くシュリの足先から 床に血が滴っていた





「・・・・承知・・・ しました」

2人は掠れた声でゆっくりと頭を下げた






華燭の城 - 123 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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