0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 117

「・・・・・証・・・ 拠・・・・・」

蒼白のシュリの顔が嗤っていた



「・・・それを取るための・・・
 ・・・・ゴホッ・・    ・・・お前の見張りだろ・・・
 私の馬に・・・・ 付いて来られない様な 無能な見張りなど・・・
 何人居ても・・・・ 無駄だ・・・
 ・・・証拠が欲しければ・・・
 ・・・もっと有能な諜報でも張り付かせることだ・・・・・・」



「何だと・・・?
 随分と生意気な口を利くではないか・・・
 帝国の後ろ盾を得て、気が大きくなったか?」




・・・フッ・・・・

その言葉にシュリは思わず嘲笑に似た苦笑いをこぼしていた
今のこの自分に、後ろ盾などある訳も無く、
そんなモノに何の意味もない





「そもそも・・・あんな・・・ 外にも慣れぬ様な馬を与え・・・
 殿下に 何かあったらどうする気だ・・・・
 後ろ盾どころか・・・・ 帝国に 宣戦布告するような真似をするなど・・・
 ・・・自滅したいのか・・・?」


「シュリ・・・・・! いけません!
 ・・・・お止め下さい・・・・・」

ラウが動かない脚を押さえながら、必死に手を伸ばす



だかシュリの冷めた視線は、一度も外れる事なく
ガルシアを睨み続けた





「・・・・黙れ!」

シュリの両手を押さえ付けるガルシアの手に力が入る

「ンッ!!」

痛みで思わず顔を歪ませ、シュリは唇を噛んだ




「最初からあんな小僧など居なくて良いのだ!
 帝国皇太子であろうと、なんだろうと、
 慣れぬ国、慣れぬ馬で馬駆けをしたいなどと言い出したのは
 ヤツだ!
 城外のどこで どんな”事故”が起ころうとも
 ワシの知った事ではない!
 丁重に悔やみの言葉を贈るだけの事!」



「・・まさか・・・
 ・・・・本気で殿下を亡き者に・・・・
 ・・・馬鹿な・・・」



「そうだと言ったらどうする!
 あの小僧の命が惜しいなら、即刻 親書を手に入れて来い!
 明日だ!
 明日夜、もう一度、受書の宴を行う!
 これが最後のチャンスだ!
 それまでにお前が親書を手に入れられなければ、
 あの生意気な小僧は 生きて国には帰れぬと思え!」



「・・・なんという愚かな・・・・
 ・・・それがどういう結果になるか・・・
 ・・・お前には判らないのか!
 国中を巻き込んだ戦争になるんだぞ!
 帝国と戦さなど・・・・・ 
 どれだけの犠牲が出ると思っているんだ!!」



「・・・・!!!
 利いた風な事を言うではない!!
 誰がそんな口をきいてよいと言った!!
 ワシを怒らせるとどうなるか・・・!」




ガルシアの目に再び狂気が宿った


押さえ付けたシュリの右手だけを
力任せにギリギリと鷲掴み、圧し拉(おしひし)ぐ
ガルシアの手の中で シュリの骨の軋む音がした

それでもガルシアは
本来、物質の持つ ”体積” という大きさの概念を完全に無視し
力を加え続ける




「・・・ンっっッ・・・!!!
 やりたいなら・・・・ やればいい・・・・!
 そうやって・・・・ ラウの脚も・・・・   ・・・砕いたのだろ・・・!!」


「ああ、そうだ! それがどうした!!
 お前の脚が使えぬのは色々と不都合だ
 まだ手で済む事に感謝するんだなっ・・・・・!!!」



そう言い終わると同時だった



ガルシアの拳の中で、
グシャ・・・ とシュリの右手の甲骨が砕ける鈍い破砕音がした




「・・ン”ッ・・・ッーーっ!!!」

短い叫びと共に、シュリがグッとガルシアを睨み付ける


「どうだ!シュリ!
 骨を圧し折られた気分は! ・・・痛むか?!
 こちらも行くか?」

ガルシアの右手がシュリの左手を握った






「まぁまぁ陛下・・・
 外に傷を作っては後々困るでしょうに」

ふいにガルシアの巨体の後ろで声がした






華燭の城 - 118 に続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR