0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 116

シュリとラウがあの部屋へ出向いたのは
それから1時間程後の事だった

入浴と着替え、出来る限りの傷の手当と薬を済ませ 扉をノックする


だが中からは何の返事もない


静まり返る扉の前で二人は顔を見合わせると
ラウが声を掛け、そっと扉を開いた




暖炉には暑い程の炎が上がっていたが、そこにガルシアの姿はなく
代わりに奥の、あの石牢の扉が開いている


シュリは自らを落ち着かせる様に
一つ小さく息を吐くとその扉へ向かって歩きだした







そして既に開いていた扉から一歩、中に入った時だった




「・・・ン”ッ・・!!!」

いきなり激しい衝撃に襲われ痛みに呻いた


「・・・・陛下!!!」
ラウが叫ぶ




シュリは扉横の壁に、思い切り体を打ち付けられていた

苦しさにもがきながら、薄っすらと開けた眼前には
鬼の形相と化したガルシアが居る

そのガルシアの左手がシュリの両腕を頭上で壁に押え込み
右手はシュリの喉元を締め上げる様に鷲掴んでいた




「ングッ・・・・・・ッ・・・・!」

「よくもワシを裏切ったな」

ガルシアのシュリの首を掴む手に力が入る



その目は、おおよそ人間の物とは思えぬ程に狂気を孕み(はらみ)
鋭く冷たかった




「・・ッ・・・ッ・・・・・ ングッ・・・・・・!!」


反論しようとしても喉を締め上げられ、声を出すことも
息をすることさえもままならならず、
シュリは苦し気に ほんのわずか首を振った



「今更、言い訳か?
 あの小僧と逃げるつもりが、失敗し・・・
 仕方なく、おめおめと戻ってきたのだろう?」

ガルシアは怒りに任せ、ギリギリと首を締め上げる
シュリの足は床から離れようとしていた




「・・ンッ・・・ンッ・・ ・・グンッ・・・・・・ッ・・・・・・・・・!」


「・・・・・・陛下!!
 ・・・・お止めください!!
 それ以上は・・・・!
 本当にシュリ様が・・・・・!
 シュリ様を殺すおつもりですか!!陛下!!!」


ラウがガルシアの腕に飛び付く様にすがりつく
シュリは既に呼吸が出来ず、徐々に脱力し 顔面蒼白になっている




「シュリ様は・・・・!
 シュリ様は暴走した殿下の馬を追いかけて行かれただけ!
 逃亡など、決して企ててはおりません!」


「・・・うるさいっ!!」

ガルシアの足が・・・ 分厚い軍靴の靴底がドスッ!という鈍い音と共に
すがったラウの右脚を目掛け、めり込んだ



「・・・ンッ!!」

ラウはその衝撃に耐え切れず、
脚を押さえたまま、後ろに転がり倒れ込む





「・・・ラ・・・・・・・ウ・・・・」

徐々に暗くなっていく視界と、薄れていく意識の中で
シュリがやっと一言、その名を絞り出した




「ほう・・・まだ話せるか・・
 ならば納得のいく答えを聞かせてみろ」


邪魔が入った事で、少しは正気を取り戻したのだろうか・・・
それでもまだ狂気の残る目で、ガルシアはジロリとシュリを睨むと
喉元を押さえ付けていた右手をわずかに緩めた



・・・ゴホッ!!  ・・・・ゴホゴホッ・・・・・ッ!!!




開放さえた気管で激しく咳き込みながら
やっとの思いで空気を吸い込んだが
肺が膨らむ事を忘れたかのように、上手く息ができない


うずくまろうとしても、
まだ両腕がガルシアに押さえ込まれたままで
身動きさえ取れなかった



「・・・・・今更・・・・
 ・・・ゴホッ・・・
 何を言っても信じないだろうが・・・
 今・・・  ラウの言った事だけが・・・真実だ・・・・・・」



ハァハァと細い肩で息をしながら
シュリがグッとガルシアを睨み付けた





「馬が暴走した?
 それを助けに行った?
 そんな絵に描いた様な嘘を 誰が信じるものか!
 ならば証拠を見せてみろ!!」


ガルシアがシュリの顎をグイと掴み上げる






華燭の城 - 117 に続く
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587.   管理人のみ閲覧できます
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2018-01-07 |   [ 編集 ]
588.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018-01-08 |   [ 編集 ]
589.   コメントありがとうございます
ガルシア狂宴の始まりです
オマケにもう1人も?
2018-01-08 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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