0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -37

マンションの部屋は 重苦しい空気が漂っていた

PC画面で、点滅するポイントは激減していた
×ばかりの画面を睨む様に見つめ オヤジはずっと黙り込んでいる


ここ数日で一気にポイントが減った・・

以前は追いかけても追いかけても増えるポイントに キレかけていたオヤジだったが
今は少しでも点滅が増えてくれ・・・・と願っていた




全てのポイントが無くなれば ・・・それは匠を失うという事だった






「少し、空気入れ替えましょう」
深月がオヤジの横にコーヒーカップを置き、窓を開けながら言う

「んん? ・・ああ・・そうだな・・・・」
「匠さんの部屋も風を通しておきました」
「んん? ・・ああ・・サンキュ・・・」
「浅葱さんは・・?」
「んん? ・・ああ・・出かけた・・・・」

・・・心ここに在らず ・・・だった







浅葱は一人車を走らせていた

車内には音もなく
ただタイヤが拾う高速道路の規則正しい路面音だけが聞こえている



インカムは付けているが、今 オヤジが呼びかけて来ることは無い

それは浅葱もオヤジも同じ・・
お互いという存在を 良く理解していたからだ





深夜の高速は車も少ない

・・・運転しながら浅葱は昔の事を思い出していた




組織に入ってからの事・・
仲間の事・・


以前の浅葱は一匹狼だった
口下手で 他人と上手くやっていく、折り合いを付ける・・
そういうコニュミケーションという物が苦手で群れるのを嫌がった


組織にいれば多少のお世辞や、愛想笑い・・
時には媚びる事も必要かもしれないが
自分には到底出来ない

それでもいいと思っていた


解ってくれるヤツだけ・・ 解ればいい



それでも仕事を完璧にこなす浅葱は 一目置かれる存在になっていく




だが そんな態度が災いし
当時、唯一の理解者だった仲間を失った事がある・・・・


浅葱とオヤジが出合ったのはその直後だった




仲間を失うのは もう嫌だ・・・


浅葱は一度 軽く目を閉じ胸に手をあてる
何かを振り払う様に思い切りアクセルを踏み込んだ

加速でシートに体が押し付けられる
走馬灯の様に流れる景色

オレンジの街路灯に映し出されるその顔は曇っていた






匠、オヤジ・・そして深月・・


あれから深月は 一度も浅葱と行動を共にしていない
一緒に来ない理由もわかっていた



オヤジと知り合い、柔らかく物腰のいいオヤジに 浅葱は随分と助けられてきた
浅葱が話さない部分をキチンと汲み取ってくれる
豪快なキャラは周囲をも和ませる

浅葱にとって仕事でもプライベートでも
オヤジは、良き理解者であり大事な存在になった



信頼だの絆だのという甘い言葉は苦手だが
オヤジが居なければ、自分もここまで来られなかったと思う
いや、生きてさえいなかったかもしれない・・・


そんなオヤジが連れてきた深月・・・
一番弟子だという深月は、きっと匠の良いパートナーになる
浅葱とオヤジがそうであった様に・・


あの2人は自分達の後ろをちゃんと歩いて来る
そしていつか、追い抜いて欲しいとさえ思う



だからこそ、深月にも匠にも自分達の全てを伝えたかった



が・・ あの日・・・・
匠が連れ去られた日・・・・
オヤジに 「冷静になれ」 と怒鳴られてから、自分が掴めずにいた












・・浅葱さんっっ・・・・!


急に匠の苦しげな声が聞こえた気がして ふと我に返りアクセルを緩める・・・・



高速の出口が近づいていた




刻印 -38へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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