0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 86

小男と二人でシュリを凌辱したその日、
ガルシアが目を覚ましたのも 陽が沈む頃だった

ずっと眠り続けていたわけではない



朝早くにオーバストに呼び起こされた
それを廊下に立たせたまま 煩い(うるさい)と一喝し
その時に今日の予定は全て取り止めると伝えた

その後も 昼に午後にと自分を呼ぶ声で起こされたが
半醒半睡を貪っていた




あの薬のせいだ とガルシアは思った

まだ体に纏わりついているのではないかと思う程の
あの甘い甘い匂いを思い出すと胸やけがしそうだった


だが薬自体の効果は褒めるに値する


まだまだ衰えなどというものとは無縁の自分だったが
昨夜は いつも以上の快感が得られたのは確かだ


そして久々に聞いたシュリの悲痛な叫び声、
気を失う程の苦痛に身を捩る姿・・・
それを思い出すと また体が疼きそうになる






棚に置いた小瓶に目をやった


男の置いて行ったあの薬、
あれで匂いの無い物が出来たら どうだろうか
どうせ香料は、あの小男が 自分の好みで添加させた物だろうし
似た物を作らせてみるか・・・・

それに、またあの小男を シュリで遊ばせてやるのもいいかもしれない・・・

あの匂いにはウンザリだが、
今までは 鞭打つ事が主だった自分とは違うあの男の
道具やその使い方・・・・
色々と収穫があった事は確かなのだから・・・

小男の恍惚とし呆けた(ほうけた)顔を思い出しながら
ガルシアは苦笑いをこぼした






取り留めなくそんなことを思い巡らせていると
また自分を呼ぶ声に 今度こそガルシアはハッキリと覚醒した

聞き慣れた オーバストの声だ




「入れ」

それを待っていたかの様に男が扉を開く



「何だ。 何度も何度もうるさいぞ」

起き上がり部屋の中央へ移動し
ソファーへドッサリと身を沈め脚を組んだ




「お休みの所、申し訳ありません」
オーバストは頭を下げ
「取り急ぎ、お伝えしたい事が」 そう続けた


「どうした?」


「はい
 昨夜、帝国の皇帝閣下付きの者より連絡がございまして
 書状の準備が出来たので持っていく との事でございます」


「おお! やっと来たか!
 で!いつだ? いつ届く!」


「それが、近々・・・とだけで、日にちは判らないそうです」


「判らんだと・・・?
 馬にしても車にしても、大凡(おおよそ)の日時ぐらいは掴めるだろう!」




声を上げたガルシアだったが、
皇帝閣下に、日程をハッキリ教えろ、などと 誰も言えるはずがない

「まぁいい、
 届いたらすぐに 宴の席中で受書の式を盛大に執り行い、
 皆の前で書状を読み上げる
 ああ、そうだ・・・・新聞の記者を呼んでおけ 
 記事を書かせ、国内外まで広く知らしめるのだ
 それでワシの地位も揺るぎないものになる
 使者がいつ来ても良い様に、準備だけはしておけ」


「かしこまりました」

オーバストは深々と一礼し、、、そのまま立っていた



「ん?
 もう下がってよい
 それともまだ何かあるのか?」

ガルシアがテーブルの酒に手をのばす



「陛下、真に僭越(せんえつ)ながら・・・・」

「なんだ?」

その手が止まった



「昨夜の事ですが
 シュリ様の件、特にその待遇に関しては
 出来るだけ内密にされた方がよろしいのでは?
 表向きはあくまで この国の救い主であり皇太子
 あの部屋で、部外者と会うというのは・・・・」


「ああ、その事か
 それなら、そんな懸念には及ばぬわ」


ガルシアは自信たっぷりに言い切った
そしてグラスを持ったまま グイと体を乗り出した



「いいか? 昨日のあれは帝国と西境界を接する
 いわば一番近い”敵国”の国防の大将だ」

そう言われて初めてオーバストは、昨夜の客が西国の者だと知った



「あの小男は自国・・・ 西国軍の動きを
 全てこのワシに教えると約束したのだ
 シュリの体一つでな」


「そのような約束・・・
 敵の大将の言う事など、容易く信じられるのですか?」


「お前はまだ考えが足りんな
 国の情報を、敵国に漏らすという事は 明らかな売国、裏切りだ
 しかもそれで得る対価は あの男自身の欲望を満たすだけの物・・・・
 よく考えてみろ、
 異常な・・・・  いや・・・・・  
 あれはもう猟奇的と言うにふさわしい性欲だけの為に
 自国を売ったのだぞ?
 
 その様な事が国にバレれば自身のみならず一族皆が即、処刑
 何があってもそんな自分が不利になるような事を 他へ漏らす訳がない
 
 ・・・・・・な?
 シュリの、神の体はこういう使い方もあるのだ
 お前もよく覚えておけ」




嬉しそうに語るとグラスの酒を飲み干し、
そのまま出ていけと顎で男を追い出した











その頃、1台の車が国境を越えようとしていた






華燭の城 - 87 に続く
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2017-12-08 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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