0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 82

「これが、私が日頃から最も愛用している物でございます
 ・・・・私はこれが好みでして」

男は喜悦の表情で、中の針を一本摘まみ上げる



「それがか?
 体も小さいが 使う物も小さいのだな」

神経質に1本ずつ丹念に刺し並べられた5センチ程の針を見ながら
ガルシアが悪気も無く言い放つ



「ええ・・・・
 ですが陛下・・・・
 ”小さきモノ” を侮って(あなどって)はいけません」



その言葉にガルシアが失笑した



「それはお前自身の事か?」

「はい、そう取って頂いても結構でございます」

二人の妖しい笑みが交錯する






「これは小さいがゆえに一ヵ所に与える痛みは局所的、かつ強力
 一本でも体中に電流が流れる程の激しい痛みが走ります
 それでいて、先程の2つと違い 体の奥深くまで・・・・
 そして何本刺したところで、出血も少なく死には至りません
 しかも傷も目立たない
 ・・・・まぁ、ゆっくりとご覧ください」




男は台に縛り付けられたままのシュリの横に立ち
甘く匂いたつ蝋燭を引き寄せる

包みから抜いた1本の針を 直接その炎で炙り始めると
細い針は見る見るうちに温度を上げ灼熱の赤へと色を変えた



そして、その灼けた針を持つ右手を
シュリの目の前に差し出す



「では・・・ 少しばかり失礼いたしますよ?」

「・・・・!!」


抵抗する間もなくその針は ジュッと微かな音を立て
シュリの胸の傷の中に刺され、そのまま内側を灼き抜いていた





「・・・・・ンッッっ!!」

雷に打たれた様なその痛みに、シュリの体がビクンと反応する
が、縛られた体は身動き一つ出来ず、一度 台を小さく動かしただけだ



男の秘蔵だというその道具に、大きな期待感を持って見ていたガルシアは
その光景に眉根を寄せた
顔には明らかな不満の色が浮かび
男に対する失望がハッキリと映っている





「おい、お前の秘蔵とやらはその程度か?
 それならば、先の皮膚をも灼くという薬にしろ、あれの方が良い」


「陛下、その様にお急ぎなさらぬよう・・・
 私は ごゆっくり・・・ と申し上げたはず
 今のは小手調べに過ぎません
 これからでございますよ」



男はそんなガルシアの言葉を、初めから予測していたのだろう
冷たく光るガルシアの眼光にも、全く怯む様子もなく答えてみせる




「この小さき針は我が国が作り出した最高傑作
 この細い針、一本一本の内部に僅かな空洞があり
 そこにも薬が入れられるのですよ
 さて、2本目からが本番です 
 これは・・・・・・ 相当痛みましょうなぁ」


不敵に笑う男の左手には、あの劇薬の瓶がしっかりと握られていた






シュリにもあの薬の痛みは激烈だった

薬品で灼かれる痛み・・・
それはガルシアの、
体の表面を裂く鞭ともナイフとも違う 全く別次元の痛みだった
事実、右肩はまだ激しく灼け付く痛みを放出し続けている




その薬を握り、ニヤリと笑い自分を見下ろす男・・・・

逃れられないのは判っている
逃げてはならない事も・・・・


それでも、あの激痛を甘んじて受け入れる事は
一度その痛みを知ってしまった本能が許さなかった

シュリは男を睨み付け
自分を縛るロープを振り解こうと 渾身の力で手足を動かした




だが構う事無く、次の針は あのキリと同じ様に
熱せられた直後に薬の気煙を纏いながら、腹の傷の中に刺し込まれる




「・・・ンッッッ!!!ァァアアあああああッ・・!!!!」



その衝撃にシュリは 手足を縛られたまま体を硬直させた
全身の筋肉が一瞬で収縮し、グッと力が入ると
余計に身体が針を咥え込む


極小の針だというのに、一点のみに奥深く刺されるからだろうか・・・
身体の深部で守られていた神経を、直接灼かれる様なその痛みは
あの、先端部分が短いキリ以上だった


ハァ・・・ハァ・・・・
・・・・・ハァ・・・・・・ ハァ・・・・・・


息をするのも痛む
針が刺さったままの神経が激痛を放つ





「3本目・・・・
 これは・・・ここに致しましょう・・・」

笑う様な声が、悪魔の囁きの如くシュリの頭に響いていた






華燭の城 - 83 に続く
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2017-12-04 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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