0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 81

男は慣れた手付きで白い手袋をはめ、蓋を開ける

先の薄紅の液体とは違い、それは無臭のようで
蓋を開けても、周囲には何の変化も感じられない
透明な・・・・ 一見、水の様に見えるだけだ


だが男の手付きは慎重だった

台の上のキリを取り、その先端から少し上・・・・
ザラザラと加工された部分に、中の液体をポタ。と滴らせる


すると液体は流れ落ちることもなく、金属にジワリと浸透していき
たった一滴の液体は蝋燭の炎にかざすだけで
一瞬の灯と共にすぐに蒸発し、薄い蒸気を上げた




男は、それをシュリの傷に・・・・
まだ出血が続く右肩の傷の中に
気煙を纏わせたまま 躊躇なく押し当てた

キリの鋭利な先端が
潰され剥き出しになった柔らかな内部組織に突き刺さる





「・・・・ンッ!!!!!! ・・・・ァアああっあああああッッ!!!!」


傷の中を刺された痛み・・・
そこから一瞬にして広がった焼け付くような激痛が
それまで耐えていたシュリに、思わず声を上げさせていた





「ほう・・・・・やるではないか
 その液体は何だ?」

ようやく声を上げたシュリにガルシアは満足そうに頷き
男の持つ瓶に手を伸ばす




「ああっと・・・ お気を付けください
 これは直接触れば、皮膚をも灼く劇薬
 この手袋も灼かれぬ様、特別誂え(あつらえ)なのですよ」


その言葉に ガルシアは思わず手を引いたが
表情は何故か不気味なほどに愉し気だ





「しかし、これほどの精神力とは・・・・ 驚くばかりですな
 気化させ、直接 原液に触れた訳では無いものの
 これを傷に入れて叫び声だけとは、全く感服致します
 拷問に対し、訓練を受けた大男の密者でも
 立って居るどころか、転げ回り泣き叫ぶというのに・・・・
 それを耐えきるなど・・・・ 
 しかも 極限まで神経を研ぎ澄まさせるこの部屋で・・・・」



そう言いながら、男がゆっくりと上を見上げた

狭い石牢の天井には あの蝋燭から立ち上った白い煙が
すでに一杯に立ち込めようとしている




「拷問を生業(なりわい)とするお前でもそう思うか
 確かに、力尽くでねじ伏せるのは良いものだが
 強情とも言えるシュリには なかなか躾(しつけ)も進まぬ」



「・・・・まぁ、それも良いのですよ
 日常的にこういう事ばかりをして居りますと
 簡単に口を割られては楽しみも半減です
 ・・・色々と試せる気丈な玩具をお持ちの陛下が羨ましい」


男は再びシュリを抱き寄せると、耳に舌を滑り込ませる様に顔を近付けた
薄気味悪く、耳の中で囁く様に聞こえるそれに
シュリは嫌がり 激しく首を振って抵抗する





「シュリ様に鳴いて頂くには、
 最上級の責めが必要な様ですから・・・ 
 私の秘蔵を出しましょう」


そう言うと男は、再び台の包みを物色し始めた

ガルシアは酒を煽りながらその様子を眺め
二人は時折、視線を合わせ嗤い合う






「さあ、シュリ様、次はここへ上がって頂きましょうか」

男が丁寧に頭を下げながら どうぞ。と掌を上に誘導したのは
あの台の上だった


自分の鞄と、ガルシアの箱を横へ退けると
いつも多くの燭台がまとめて置かれているその台は
大人一人が横になれる程の大きさは十分にある


まだ消えぬ痛みで 唇を嚙んだまま男を睨み続けるシュリに
ガルシアが無言で、言う通りにしろ と目で指示をした



「・・・・・・・」

シュリが出血の続く傷を押さえたまま 台の横に立つと
男はガルシアの箱の中からロープを取り出す



「これをお借りしますよ?」

そう言うとシュリを台上に仰向けに倒し、腕を頭の上に持ち上げた



「ンッ・・」 

無理矢理に引き上げられた肩の傷が大きく開き
出血がドク・・と増える


だが男はそれに構いもせず、そのまま両腕を1つに縛り台に固定し
脚も左右に開き、台の脚部に縛り付けた




「縛るなら向こうへ吊るした方が早いだろう」

それを見ていたガルシアが
部屋の奥にある滑車付きの鎖を クイと顎で示す




「そうですな
 鞭を使われるのでしたら、全身が打てる様に吊るすのが良いでしょう
 ですが私はこのように小男
 鞭を振るうには 今一つ体力に自信がございません
 ですので・・・・・」


男が金属の包みを更に解くと その先にはズラリと細い針が並んでいた






華燭の城 - 82 に続く
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2017-12-04 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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