0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 79

石牢に入ると男はグルリと周囲を見渡した


「なんと・・・ これは良い部屋ですなぁ」



クンクンとわざとらしく鼻を動かし、部屋に残る血臭を嗅ぐ仕草をする

そして 木製の台の上に自分が抱えて来た鞄を置きながら
そこにあった木箱の中身を チラと盗み見る事も忘れはしなかった

天井から下がった滑車と鎖もガチャガチャと触り、感触を確かめ
「これはいい」 などと独り呟いてから シュリに向き直った





「さあ、シュリ様 始めましょうか」

そう言うと自分の鞄から何やらゴソゴソと包みを取り出した

それは、クルクルと幾重にも筒状に巻かれた革製の包み・・・

縛ってあった中央の紐を解き、
台の上に転がす様に開いていくと
最初に見えたのは、薄紅色の液体の入った小瓶だった



男はその液体を 台の上、
燭台で灯っている蝋燭の足元に張られた水の中に
ポタポタと流し込んだ

その作業をガルシアが訝しげ(いぶかしげ)に見詰める



「それは何だ?」

男が手を止めた



「これは香料でございます
 私の仕事は 我が国の国防 全てを統括すること
 中でも諜報、そして他国の密者を捕らえ取り調べる事は
 私の仕事の中でも、最重要・・・ 国の為の大事だと思っております
 その時に自白剤を使うのですが・・・・」


「ああ、それは我が国も同じだ。 知っている」


「ええ、その自白剤を作る時に偶然出来たのがこれでございます
 淫なる気にさせてくれる事この上なしで・・・・
 陛下も是非、いかがですかな?」





包みから同じ瓶をもう1本取り出すと、
「どうぞ」 と目配せしながら ガルシアの目の前に コトンと置いた


高さ10センチにも満たない細い瓶
少しくびれた首部分から上部の蓋にかけて 革布が掛けられ
厳重に縛られているところを見ると新品なのだろう




「ほう・・」

興味有り気に ガルシアはそれを手に取り
目の前の炎にかざすと、中身をしげしげと見つめた



「まぁいわゆる 麻薬の一種なのですが・・・」

「・・・麻薬だと?」



ガルシアは思わず 口に手を当てた

この時代も麻薬は既に世界中で横行し
その危険性は以前から大きな問題になっている
それを商売にし、法外の財を得ている者が居るのも事実だ


「そんなものを使って、ワシの体に害はないのか?!」

口を押さえたまま、鋭い眼差しが男を捉える



「大丈夫でございますよ
 麻薬と言っても、これは合法の域の物
 効き目は一過性で、
 数時間で完全に体から抜ける事が実証されております
 私も同じ部屋に居るのですから、どうぞご安心を」


それは正論だった
体を壊す様な危険なモノを 自分自身に使うはずがないのだ




「確かだな?
 それならば・・・ まあ、よかろう」

ガルシアのこの一言で作業は再開された






程なくするとその蝋燭から甘い香りが匂い立つ

それと同時に 意識はより鮮明になり
体だけが脈打つ様に 極めて敏感に反応し始めていた


「なるほど・・・・」

かなり強い甘い匂いにうんざりしながらも
ガルシア自身も その身に起きた変化を感じ取り
その絶大なる効果に満足したのか、自らも上着を脱ぎ捨てた



男もまた同じだった
その香りを存分に鼻から吸い込んだ後
急かすように シュリの残った衣服を剥ぎ取り始めた






全裸になったシュリが二人の前に立っていた
透き通る様な肌に纏っているのは、
上腕や腿に巻かれた わずかに残る包帯と、数えきれない程の傷


「ああ・・・ 痛ましい姿が、なんとも美しい・・・」

男は嬉しそうにシュリの傷だらけの体を引き寄せると
両腕で抱きつく様にして頬擦った

そのまま胸に舌を這わせていく



「んっ・・・・」


ガルシアは男の技量を測るかのように 台横の椅子に腰をかけ、
シュリが顔を背け 目を閉じ嫌がる様子を
じっと黙って見ているだけだ





舌が傷の上までくると 男の左手はシュリの体を抱き寄せたまま
右手で執拗に傷を弄り回した

その度に痛みでシュリの顔が歪む






華燭の城 - 80 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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