0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 77

「ああ、本当にあのシュリ様だ
 間近で見れば一層美しい・・・
  
 正装がよくお似合いで、立っておられるだけでも絵になりますな

 宴の時は それはそれはご立派に立ち振る舞われていたが・・・
 それが・・・ まさかこのような玩具とは・・・・」


嬉しくてたまらないと言う様に 男はクック・・・と喉を鳴らして笑った





「躾が終われば人形か
 確かにそうだな、ワシにも覚えはある」

ガルシアは酒を口に運びながら 扉横のラウを一瞥(いちべつ)した



その視線に気付いた男の目も ラウを見捉える


「あれは・・・ 廊下に居た者でしょうか?
 黒髪とは なんとも珍しい
 しかもあの出で立ち・・・・
 あれもかなり上物ではございませんか、陛下」


「あれか・・・」  



ガルシアは次の酒をグラスに満たしながら続けた



「あれはシュリの世話係
 そしてお前の言う ”人形” だ」

嘲笑う(あざわらう)ように唇を上げた




「ほう・・・ あれも既に陛下の玩具でしたか 
 これはさすが、さすが、お目が高いと言うべきでしょうな
 いや、しかし 既に人形とは惜しいですなぁ・・・
 私も一度 鳴かせてみたかったですよ」



暗い廊下ではよく判らなかった男の顔が、暖炉の灯りで揺れていた

暗く くすみ、酷く黄味を帯びたその土気色の肌に
ギョロリとした大きな眼だけが目立ち
かさついた頬が引き攣る様に嗤うと 途端に陰湿さが度合いを増す





「だがあれは卑しい平民の出だ
 少しばかり鳴かせれば、すぐに人形
 それよりもやはり神の子だ
 気品も強情さも、身体も・・・・ それにアレの感度もな
 全て言う事なしだ」


「おお、それはそれは・・・・
 やはり身分で違いますかな」




新たな酒が注がれたグラスを持ち上げながら 男のじっとりと湿った目が
再びシュリを見つめた



「すぐにでもいろいろと試してみたい所ですが、
 それでは勿体のうございますな
 ここは時間を掛けて楽しませて頂きましょうか・・・・
 では・・・ まずご自分で上から脱いで頂きましょう
 ゆっくりとですよ・・・ シュリ様」


「・・・・・」


「シュリ、例の件、忘れた訳ではあるまいな?
 弟がどうなってもいいのか?・・・・・ さっさとしろ」




グッと男を睨みつけ動かないシュリに ガルシアの声が冷たく響く



やっと医師を集める所まで来たのだ
ここで約束を破棄させる訳にはいかなかった



二人をじっと見据えたまま、唇を噛み締めたシュリの手が
ゆっくりと自分の衣服に掛かる



男は正装と言ったが、これは正確には 準正装だ
本当の正装はこれに左肩の勲章から純白のストールが付き、奉剣を携える
今までで、正装まで着用したのは 初回の宴だけだ

それでも多くの勲章や銀飾りの付いた上着は
バサリと重い音を立て足元に落ちる

ネクタイを外していくその様子を
ガルシアと男は 酒を酌み交わしながら眺めていた


シャツのボタンを外し、それを脱ぐと
痛々しく包帯が巻かれた上半身が現れた




「ほう、これはこれは・・・」

男は嬉しそうに立ちあがった




シュリの前に立つと肩口に巻かれた包帯をチラと除ける
そこに現れた、まだ生々しく裂かれた傷痕を見ると
男の顔は、その目は 一瞬で妖しい光を帯びた



「これは・・・ 鞭・・・
 しかもこの切れ味は・・・希少な黒革ですか?
 で、こちらはナイフ・・・?」

嬉しそうに笑いながら男がガルシアに尋ねた




「ああ、そうだ
 そこまで判るとは さすがだな」


「良いですねえ・・・ 
 皆の前であれほど美しく立派に振る舞う神の子の体が
 これほどに傷だらけとは・・・
 ・・・そそられますなぁ
 それにまだ塞がってもいない」
 



男はすでに興奮した様子で、肩口から胸への傷・・・
ガルシアにナイフで斬られた割創を、掌で撫で回すと
煽る様な不敵な笑みを浮かべ、シュリの顔を見上げた


だがシュリは、その男の不快な行為を
ただじっと、無表情のまま見下ろすだけだった


動かないシュリの冷たい顔に、男は更に薄ら嗤いを浮かべる

傷の両側に 自分の両手の親指を添えると、
シュリの目をじっと見ながら、一気に・・・・
グッ・・ と左右に押し開いた

まだ薄い皮膚が無理矢理こ引きちぎられ、ビリと裂ける


「んっ・・・」

シュリがその痛みに一瞬、目を閉じると
男はその声に反応し、益々歓喜の表情で目を輝かせた
傷口が開き、中の血を見せていた






華燭の城 - 78 に続く
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2017-11-29 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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