0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 76

「そのままの服装でいい、部屋に来い」


宴が終わり、広間から出てきたガルシアは、それだけをシュリに告げ
隠れていたあの男に近付き 一言二言交わすと
一緒に廊下の奥へと消えていった



いつもは 装飾が多く、脱ぎ着し難い重たい服を脱ぎ
着替えてからあの部屋へは行くのだが、今日は着替えず来いと言う


・・・どういう事だ? 


シュリが その答えを求めるようにラウを見たが
ラウもまた 理解出来ず、小さく首を振るだけだった










シュリが言われるまま、宴を終えたままの姿であの部屋へと出向き
ラウが扉をノックしようとすると 中からガルシアの声がしていた


・・・誰か他にいる?


ラウの表情が曇った



あの陰湿な目をした小男の顔が脳裏に浮かんだが
あれほどシュリとの秘密が外に漏れる事を恐れていたガルシアが
この部屋に 第三者を招く等という事は考えられなかった


現に、ラウがこの部屋の存在を知ってから今まで15年間
ここにガルシア以外の人間が居た事は一度もない





「失礼します。
 シュリ様をお連れしました」




一瞬のためらいの後、そう言ってラウが静かに扉を開けると
薄暗い部屋の中央で、一際 目立つ真紅のソファーに
ガルシアと あの男が向かい合わせで座り
楽し気に酒を酌み交わしている所だった


その光景にラウは思わず唇を嚙んだ
心臓の辺りで警鐘が鳴り始める


まさか・・・ とは思ったが、こんな事は初めてだった


シュリも何か感じたのか、
ラウの一歩前に居るその手は、強く握り締められている




ガルシアはチラと視線を上げ二人を見ただけで、また男との談笑に戻り
一仕切り 話しが終わるまで
シュリとラウは扉の前で、立ったまま待たされる事となった



小声で、しかも手で口元を隠したままの小男

何を話しているのかは、部屋が広いせいもあって判りはしないが
時折チラチラとこちらを伺い見る小男の視線から
シュリの話をしているのは確かだった




「では、頼んだぞ」 のガルシアの声に
男は 「勿論です」 とでも答えたのだろうか

満面の笑みで頭を下げる男を前に ガルシアはシュリを手招きで近くへ呼んだ




「今日は客がいる
 存分に楽しませてやってくれ」


「楽しませる・・・・?
 ・・・・・ それはどういうことだ、ガル・・・ 陛下・・・」


二人の少し手前で立ち止まったシュリは
かろうじて呼称を 外交的な物に戻し、蝋燭の灯りに照らされた男の顔を見た





その男は シュリにも覚えがあった
宴の最中 広間の片隅で、一人隠れる様に酒を飲んでいた男だ



「文字通り、客人だ
 楽しませてやればいい・・・ ・・・お前のその体でな」

「・・・・なっ・・・」

「・・・陛下!」



何を言うのだ! と声を上げそうになったシュリを遮ったのは
入り口横に立つラウの声だった



「んん?」

ガルシアはジロリとラウに鋭い視線を送り、言外に 「黙れ」 と示すと
それでも食い下がろうとするラウを完全に無視し、男に向き直った







「さあ、これがあの有名な神の子だ
 お前の希望通り 宴の時のままだ、好きな様に遊んでくれ
 世界中探しても、これ以上の上物はないぞ?
 まぁ、まだ躾 (しつけ) がなっていないのでな
 芸は出来ないが」


「いえいえ、陛下
 躾が足らぬぐらいの方が楽しみ甲斐があるのですよ
 嫌がり暴れるも良し、泣き叫ぶも良し・・・
 これが完全に服従した ただの人形では、そうはいかない」



そう言って男は改めてシュリの全身を舐めるように見つめた






華燭の城 - 77 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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