0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 72

シュリの呼吸が落ち着き始めた頃には
部屋は温かくなっていた


「ご気分は? 大丈夫ですか?」

ラウはシュリを腕に抱いたまま、心配そうに顔を覗き込む


まだハッキリと声は出ないが、小さく頷いたシュリに微笑み
シャツのボタンを外し、包帯を解くと
その体をゆっくりとベッドに横たえさせた


幸いにも出血はしていない
だが、脈を診るために 傷の無い首筋に手を当てると
まだシュリの体は冷たいままだ




「こんなに冷えて・・・・・」

手を伸ばし、シュリの額にかかる髪にそっと触れる



 
自分を心配そうに見つめるラウの顔が間近にあった



「・・・   ラウ・・・・・」

もしこれが幻ならば消えないで欲しい・・・
シュリはそっとラウの名を呼んだ


「大丈夫・・・
 ちゃんとここに居ますよ、シュリさ・・・・」




・・・ ラウ・・・!



言い終らないうちに シュリは腕を回し ラウにしがみついていた

本当にラウが居る
昨夜と同じ言葉・・・・
今日一日、何度聞きたいと願った事か・・・・
どれほど逢いたかったか・・・・



冷たい腕で強くラウを抱き締め
決して幻ではないその声を、その温もりを感じながら
シュリの唇がラウの唇を塞いだ




「・・・・っ・・」

それは以前の様な 触れただけの物ではなかった

驚いて一瞬目を見開いたラウだったが、
そのままシュリの身体をそっと抱き止める

その腕に安心したようにシュリの唇はラウを求め続けた
その存在を確認するように・・・・・
もう離さないと意志を示すように・・・・





そして長い時のあと やっとシュリは唇を離すと
その小さな、形の良い唇が動いた

「・・・・ラウ・・・・ ・・お前に・・・  私を・・・・・」

最後は声にはならなかったが
 ”抱いて欲しい” と、そう動いていた





「・・・・・」

シュリを黙って見つめていたラウは、そのまま小さく首を振った

「シュリ様・・・・ それは・・・」


言いかけるラウの目を シュリがじっと見つめ返す
それは訴える様に、悲しそうで辛そうな瞳・・・・・
見ているだけで胸が締め付けられ苦しくなる


・・・・・シュリ・・・・・様・・・・


ラウはしがみつくシュリの腕を外し 再びベッドへ横たえると
もう一度その瞳を見つめた
真っ直ぐに・・・・・

胸の苦しさは酷くなった




ラウは そっと唇を寄せ、シュリの冷たい首筋に触れた

シュリの身体が ピクンと震える



首筋から耳元へ・・・
耳元からまた喉へ・・・・
唇を這わせながら、シュリの衣服を脱がしていくと
シュリは ゆっくりと目を閉じた



薬湯のおかげでもう痛みも苦しさもない
それどころか体は熱く反応し そこに這うラウの唇は優しかった


喉から胸元へ下りた唇が小さな突起を捕え、舌先で転がすと
シュリは小さく声を上げた

「ぁ・・・ぁっ・・・」

捩る(よじる)その体には
まだ鞭痕とナイフで切られた割創がはっきりと残る

そこにもラウの唇はゆっくりと這った


それはガルシアの責めなどとはまるで次元の違うものだった
胸から腰まで1つ1つの傷を 唇で手当ての様に労わられると
体は驚くほど熱くなっていく



「ラウ・・・・」

名前を呼ばれ、ラウもベッドへと上がる

シュリのベッドとは違い小さな物だったが
それが余計に体を密着させた


ラウは シュリの脚を開かせ、間に身を置くと
以前、シュリに教えるために見せた行為を繰り返す様に そこへ唇を寄せる
先端の穴を舌先で解す(ほぐす)様になぞった後、そっと口で包み込んだ


「ぁぁっ・・」

足の先まで力が入り シュリは思わず体を仰け反らせ
シーツを両手で握り締める


その姿にラウは戸惑う様に顔を上げた



「シュリ様・・・・」

「・・・・構わない、続けて・・・・・ ラウ・・・・」






華燭の城 - 73 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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