0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 53

部屋に戻りシュリをベッドに横たえると
「すまない・・」
薄く目を開けたシュリが小さく呟いた


シュリの脳裏には、あの ラウとガルシアの行為が焼き付いていた




「私の身代わりに・・・・・・・ 
 ・・・・あんなおぞましい事を・・・・」

閉じた瞳の端から 後悔と謝罪の涙が零れ落ちる



「シュり様・・・・ あれは・・・・ 
 あれはもうずっと昔・・・・・ 15年も前からの事
 シュリ様のせいではありません
 私の様な者の為に、涙など・・・・・」

「ラウ・・・・」



やはり自分の思った通りだった・・・・
ラウは子供の頃から、ああやってガルシアに・・・・
そして、その脚までも・・・・




シュリは悔しさで何も言えなくなった


何を言っても、どんなに多くの慰めの言葉を連ねても
それはあまりにも軽過ぎる気がした




「シュリ様・・・ 
私の事はお気になさらず・・・と申し上げたはず」

そう言いながらラウは
鞭とナイフで裂かれたシュリの体の消毒と手当を始める





シュリはその痛みに黙ったまま唇を噛んだ





自分にはラウがいる
こうして手当ても・・・・
だが幼かったラウは・・・・
今までどうやってこの痛みを凌いで(しのいで)きたのか・・・
ずっと一人で耐えてきたのか・・・・・

それなのに・・・・・
そのラウに、自分の身代わりをさせた
それを思うと居た堪れなくなった



もうあんな事は2度と・・・







「ラウ・・・」

消毒を続けるラウの手に 自分の手を重ねた



「痛みますか? もう少しです
 辛抱して下さい
 あとは包帯を・・・・」


「・・・・・・教えて欲しい」

その言葉にラウが不思議そうにシュリの顔を見た




「何を・・・・ですか?」

「二度とお前を 私の身代わりになど、させない・・・・・」
ラウの手がピタリと止まった




「シュリ様、私に出来る事は何でも致します
 ですから先程の事は・・・・ もうお忘れに」


「ダメだ
 私がやらなければ お前はまた・・・・・ガルシアに・・・
 頼む教えてくれ
 いや・・ 教えろ、これは皇子としての命令だ」


「・・・・ 命令・・・・・」




その言葉に少し驚いた表情を見せたラウは
そのまま何も言わず、シュリの手当てを続けていたが
暫くすると溜息の様にフッと小さく息を吐いた





「・・・・ 今までにあの様なご経験は?」

「まさか・・・  あるわけがない・・・・・・・」
シュリが目を逸らす



包帯を巻き終え、残った薬を片付けながら
「ですね・・・・」
と、ラウは一瞬 考えるように言葉を切った




「それでは・・・ 失礼します・・・・」

そう言うとラウは シュリのベッドへと上がり
横たえていたシュリの身体をそっと抱き起こした
包帯の巻かれた背中にクッションを挟み座らせる



「傷は痛みませんか?」

正面からラウに見つめられた


少し蒼いラウの頬に一筋、ガルシアの鞭痕が赤を引き
それは ゾクリとするほど美しかった



「大・・・丈夫・・・・・・」 

その声にラウは小さく頷くと
「何も知らなければ 真似さえできません」


シュリの腰まで掛かっていた上掛けをゆっくりと剥いでいった




「ラウ・・・・ なにを・・・・・」

「これから私がすることをよく見て 覚えてください
 恥かしがらず 言う通りに・・・」


その言葉に シュリが引き下げられる上掛けを引き留め、視線を外す




「・・ でも・・・・・・せめて 灯りを・・・・・・・」

「いけません、見ていなければ」



上掛けを全て奪うと ラウは自身の身体をシュリの足元に置く
一糸纏わぬシュリの体
そこに巻かれた包帯が透き通る肌に痛々しい




「脚を開いて」
ラウの静かな声が告げた





華燭の城 - 54 に続く
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2017-11-05 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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