0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 47

「・・陛下・・・!」


ラウが驚き、顔を上げた
戸惑った表情を見せ、すぐに顔を伏せる



「ん? どうした?
 今日からはシュリに持たせる
 いつもお前が持っていろと、そう言ったはずだ
 早く出せ!」


「・・・・  はい・・・」

ラウは呟く様に答え、杖を床に置くと
ゆっくりと自分の首の後ろに両手を回し、掛けていた細い鎖を外した



その鎖の先には古い形の鍵がついている




「よかったな、ラウム
 これでやっとお前も解放だ、嬉しいだろう?」

ガルシアは ラウにそう言うと
その鍵を受け取り それをそのままシュリに差し出した




「・・・ これは・・・・・・」

「あの部屋の鍵だ」



ガルシアが顎で指す





ガルシアの視線の先
薄暗いが 今居る部屋の一番奥にもう一つ
鉄製の古い扉があるのが見えていた

その扉には大きな錠前が掛かっている





「これからは毎日、いつでもどこでも、いかなる時でも
 ずっとこのカギを身に着けていろ
 そして ワシが開けろと言ったら、すぐに自分で開けて中に入るのだ
 何でも言う事を聞くと言ったのだからな・・・・
 愛しい弟の為だ、できるのだろう?」

そう言ってニヤリと笑った




「では、早速行こうか・・・・」





「ラウ、 あの部屋はいったい・・・・」

シュリが傍らのラウに尋ねかけたが
ラウは黙ったまま静かに下を向いた




「行けばわかる」

ガルシアは グイと引っ張る様にシュリの腕を取り
部屋の前まで連れて来ると


「・・・・開けろ」

腕を掴んだまま 鍵を指し示した





シュリは渡されたばかりの鍵で その錠前に手をかけた
かなり古い物なのか、所々で金属が剥げ サビも浮き出ている

ザラザラと冷たい大きな鍵は
ガチャリ・・・・ と金属の音を響かせ その口を開いた


ガルシアが扉を押すと ギギギ・・ と軋んだ音がして鉄の扉が開く





ひどく古い 澱んだ空気が
やっと出口を見つけたかの様に一気に流れ出し 3人を包んだ




「・・・・んっ・・」

シュリは入口に立ったまま、そのカビ臭い空気に顔をしかめる





そのまま グルリと部屋を見渡した




そこは狭い部屋だった





壁の石が剥き出しなのは、今までの部屋と同じだったが
床も石のままで、照明も、窓もない

あるのは 薪の燃え屑が残った小さな暖炉の様な窯と
壁や天井から下がった滑車の付いた鎖

大きなテーブル程の木の台と、簡素な椅子が2脚
その台上に置かれた木箱と、そこに並べられた様々な道具の様な物
箱の横には蝋燭を立てる為の多くの燭台

水が出るのか、蛇口も壁から無造作に突き出ている




そしてわずかに残る血の匂い・・・・





「何・・・ なんだ・・・ ここは・・・・」

シュリはその血臭に 思わず口元を押さえた






華燭の城 - 48 に続く
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2017-10-30 |   [ 編集 ]
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2017-10-30 |   [ 編集 ]
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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