0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 45

その日の午後からすぐに、
シュリは多くの謁見公務を果たしていた

ラウが少し休まれた方が・・・と言う程
食事の時間さえ惜しみ、諸外国からの要人達に逢っていく





使用人であるラウは謁見の間に入る事は許されなかったが、
ラウの言葉通り、ガルシアの側近が3名、常時側にいた


その側近が 
「次は○○国の外務大臣でございます」等と 小さく教えるので
シュリは何も戸惑うことなく謁見を進める事ができていた




3人の、黒服を着たガルシアの側近・・・私兵達は
今回の神国の一件も、ガルシアの意も良く理解している様で
忠実にシュリの見張りを続けていた

その証拠に 話題が神国に及ぶと
もう時間ですので・・・と、
あっさりとそして見事に謁見は打ち切られた




だが、車にいたあのオーバストという男は一度も姿を見せる事はなかった
おそらくガルシアの最も近くに居る存在で、
今回も同行して行ったのだろう

あれが側近長・・・・ 
私兵の中でも 大佐と呼ばれるからには あれが隊長だったのか・・・
各国の外交と話しをしながら シュリはそんな事を考えていた









3日後の夜、帰国の一報とほぼ同時に
ガルシアはシュリをあの部屋に呼んだ

それは一刻も早くシュリの体を貪りたいという
意の現れでもあった




その事を判っていながら
シュリは長い廊下をラウと並んで歩いていた





「今夜、弟の件 ガルシアに頼んでみるつもりだ」

真っ直ぐに前を見つめて歩くシュリの声に
ラウの返事はなかった






黒い扉を抜け、部屋に入ると
まだそこにガルシアの姿は見えなかった


シュリは部屋の中程まで進み、じっと壁を見つめた
ここで犯された記憶が蘇る



たぶん、今夜も・・・・ いや、たぶんではなく それは確実・・・
・・・・無意識に拳を握り締めていた







暫くするとガチャリと後ろで音がした

扉が開き、
入口の横に立っていたラウが頭を下げる気配がする



その主は部屋に入るなり

「どうした、ラウム!
 ワシが来るまでに 準備しておけと言ったはずだぞ!」


まだ衣服を身に付けたまま 部屋の中央に立つシュリの後ろ姿に
ガルシアは不満の声をあげた
 
その不意の大声にも、シュリもラウも微動だにしない






「・・・・ ほう・・」


そんな2人を怪訝そうに見ながら
ガルシアはシュリの真横を通り
キャビネットから一本の酒瓶とグラスを握る

腹の底を探るように、一度もシュリから視線を外すことなく
乱暴にソファーに腰を下ろした





「ワシの居ない3日間、謁見を一人でやったそうだな?」

先の大声とは打って変わった静かな声だった



「首尾は上々だったと聞いているが
 急に謁見を受けるなどと言うからには
 助けでも呼ぶつもりだったのだろうが・・・・残念だったな」

先制攻撃とばかりに皮肉を乗せた言葉を浴びせ掛け
片方だけ唇を上げた



だが、そのガルシアを前にして
シュリは少しも怯む(ひるむ)事無く、立ったまま小さく頭を下げた



「お願いが・・・・ あります」



ガルシアは酒を注ぎながら、ジロリと目だけをシュリに向けた
反撃を想定していたその目には一種の意外感が宿っている



「願い・・・・・・  だと?
 謁見を一人でこなしたからと言って、思い上がるなよ?
 お前はいつからワシに頼み事が出来る立場になった?」



鼻で笑う仕草を見せ グラスの酒を一気に飲み込んだ



再び酒瓶に手を伸ばすガルシアに シュリが言葉を続けた



「この国には、優秀な医師や薬師がたくさん居ると聞きました
 その者を、私の国へ・・・・・・
 ・・・・・・・ 神国へ・・・・  
 ・・・病の弟の元へ遣わせて欲しいのです」






華燭の城 - 46 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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