0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -28

「・・・・・・・・・」

匠は溜息の様に1つ大きな息を吐くと、ゆっくりと振り返った


匠の背後に 鋭く光るナイフが突き付けられていた






「なんだ・・・もう帰ってきたのか・・・・・ 思ったより早かったな・・・・・」

匠が苦笑いを浮かべ
ハサミを指に掛けたまま ホールドアップをするように腕を解くと
老人は腰からヘナヘナと座り込んだ





その時やっと、通路の奥から数人の男達が走って来る


「何をしている・・ これだけ人間が居て このザマはなんだ・・・」

一喝され、男達は皆、無言でうつむいた





「先生も・・ 少し気を抜き過ぎですよ」

匠の指からハサミを取り上げながら、男が冷たい声で言う



「も・・・ 申し訳ありません・・!
 薬は打ったんだ・・・・眠っているとばかり・・・・
 でも・・・・・薬が・・・・思った程効かなくて・・」

老人がおどおどと言い訳をする



「先生が薬のせいにするとは・・・・
 ご専門でしょう・・?

 タクミを甘く見るからですよ・・
 彼は若いが、階級は確か・・・・ Lieutenant ・・中佐だったよねぇ・・
 ・・・油断しない事だ・・」






「・・おい・・」 
男の指示で、周囲の男達は慌てて匠を両側から押さえ込み 男の前に立たせた



男は正面に立つ匠の姿を 上から下までゆっくりと眺める・・

ローブの胸元は赤く染まっていた
男はその胸元を指でチラリと開く
胸の傷はすでに開き かなりの出血があった

匠が自ら付けた左掌の傷にも目を止め、 フッ・・と笑う





男は匠の顔を指でクッと持ち上げ、視線を合わせると

「タクミ・・・ その体でよくここまで来た・・・・
 流石だ、褒めてあげるよ・・・
 
 でも・・ 勝手に、体に傷を付けてもらっては困る
 タクミの全ては私のモノなのだから・・・・・

 それに・・・
 
 私は  ” いい子で待ってろ ”  と・・言ったはずだ・・・」





「・・・・・・・」

視線を逸らし、無視する様に何も答えずにいる匠を
男はじっと見つめていた







次の瞬間・・




パァァン!!!



匠の頬に男の平手が飛んだ








「・・っぅ・・」 

キッと男を睨みながら 匠が顔を上げる



「・・連れて行け、2度とこんな失態はするな」
そう言われて男達は匠の両脇を抱える



「さっさと歩け!」
男に叱咤された事への八つ当たりの様に、乱暴に匠を小突いて歩き出させる

匠の後には傷からの血がポツポツと落ちていた・・・・




刻印 -29へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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