0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 39

意識を失う様に堕ちたシュリはガルシアの夢をみた
大きなあの体が自分の上に圧し掛かってくる

卑猥な舌が体中を這いまわり
縛られたまま貫かれ凌辱される・・・ 




「・・・・・・やめろっ!!!」

叫ぶ自分の声で目を覚ました



「シュリ様」

側でラウの声がした


「・・・ 夢・・・・・」

早かった呼吸が徐々にゆっくりになり
シュリが大きく息を吐く


「大丈夫ですか?」

ラウは暖炉の火をベッド脇の蝋燭に移すと
シュリの元へと寄せた



「・・ラウ・・・」


明るさを取り戻した部屋で ラウがベッドの端に腰掛けていた

シュリが小さく答え、身体を向けようとするのを
ラウの腕が支える



あの薬湯の効用か、相変わらず気分は悪く苦しかったが
先程まで寝返りを打つのさえ辛かった体の痛みは
嘘の様に軽くなっていた





「動けますか?」

「ああ、大丈夫だ・・・
 この薬が無かったら・・・・ 
 ラウが居なかったら・・・・ 私はどうなっていただろう・・・・
 この酷い痛みと・・・・ ・・・・  あんな・・・・・・・・・・・」


ガルシアに犯されたという事実を改めて認識し シュリが言葉を詰まらせる




「・・・少しでも 私の薬がお役に立てたなら幸いです」

胸元まで下がった上掛けを肩まで直すと
ラウはシュリの額の汗をそっと拭いながら微笑んだ






「・・・この薬・・・・ ラウの家の物だと言っていたが
 今は?  ・・・・ラウが自分で作っているのか?」

横になったまま 暖炉の炎に照らされるラウの顔を見ていた
静かで丹精な整ったその顔立ちは、
今夜の事など何事も無かったように思わせてくれる




「はい、今は私が部屋で調合し、作っております
 私の養父は街で薬師をしていますので、それで私も薬の・・・・」


薬師・・・・!
その言葉にシュリが ガバと起き上がった




「ラウ・・・!
 お前は薬師なのか!?
 もしそうなら・・・ 薬師なら・・・・・・
 弟を・・・・ ジーナを診てはもらえないか!!」

横に腰掛けたラウの服を思わず掴んでいた





「シュリ様、そんなに興奮されては まだお体に障ります」

ラウがシュリの肩をそっと押さえる



「私はいい!
 弟を・・・・・!  国にいる私の弟だ!
 小さい頃から病で・・・ 今もあまり良くはない・・・・
 私の国には治せる医者も薬師も居なかった
 この国なら・・・ 
 この大国なら、もっと優秀な医師もたくさん居るはず・・・・!
 お前が弟を・・・ いや直接が無理なら、父上殿・・・・・
 知り合いの医師でもいい・・・
 誰か、誰かジーナを・・・・」

シュリの手が、ラウの両腕をすがる様に強く掴む



そのシュリの手に ラウが自分の手を重ねた


「ここは帝国一の大国
 優秀な医師・薬師も大勢おります
 もちろん養父にも、その知り合いにも
 弟君の事を頼む事は出来るでしょう
 ですが・・・・」

一度 言葉を切ると、ラウは真っ直ぐにシュリを見つめた



「・・・・・・ですが
 それを神国に出向かせる事が出来るかどうかは
 陛下の御心次第・・・・
 陛下のお許しが無ければ、到底無理な事・・・・
 ・・・申し訳ありません」

小さく頭を下げるラウを 今度はシュリが見つめる番だった




「ガルシアの・・・ 許可・・・・・・・・」

これだけの辱しめを受けながら、
まだガルシアに頭を下げなくてはいけないのか・・・・
「クソッ・・・」  ドンッと自分の腿を拳で叩き付けた




だがプライドなどと言ってはいられなかった

自分が迷っているうちにも、弟は病に苦しんでいるのだ・・・
まして手遅れなどになったら・・・



「わかった・・・
 ガルシアの・・・・・ ガルシアの許可さえあれば・・・だな・・?」

「・・・はい」 

ラウの返事にシュリはキリと唇を噛んだ




そのまま何かを思い、黙って一点を見つめ
ラウの腕を握ったまま じっと動かないシュリの体にラウが手を添えた



「シュリ様、今日はもうお休みになってください
 薬が効いているうちに・・・
 弟君の事は夜が明けなければ、今いくら お考えになられても・・・」

シュリの身体をベッドへと横たえた






華燭の城 - 40 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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