0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 37

・・・・・・  ここは・・・・・・・



ガルシアに無理矢理に飲まされた大量の酒のためなのか
それ以上に 想像もしていなかった醜行のショックか
部屋までどうやって戻って来たのか、
その記憶さえ定かではなかった



だが、暗い部屋でぼんやりと見える濃紺と白の
ゆったりと豊かなドレープの天蓋は
自分の部屋に間違いなかった





自分はあの部屋で・・・
・・・・・・ ガルシアに・・・・・
   

・・・・あれは・・・ 夢・・・


・・・そう思いたい





だが身体の奥底には確かな痛みがあった




そっと右手を天井へ伸ばしてみた

その手は自分の意思とは関係なく 小刻みに震え続け
腕には縛られた痕が、くっきりと残っている





・・・ 現実・・・・




おぞましさに体が震えた
 



その時だった
震える手を、ふいに握られた


・・・・! ガルシア・・・・・!


反射的に身体が拒絶の反応をし、
手を引きながら首を振り、その手の主を見た



そこにはベッドの端に腰掛け
シュリの手を 両手で包み込む様に握るラウが居た





「・・・ ラ・・ ウ・・・・・」 

その手がガルシアでなかった事に安堵し
小さく息を吐く




「気が付かれましたか?
 気を失っておられました 
 腕に痕が残ってしまいましたね
 指先もこんなに・・・・」


爪が割れ、血が滲む手と
伸ばした右腕に残る 縛られた赤い痕を見ながらラウはそう言うと
シュリの額にかかる髪をそっと撫でた



触れられ、ピクンとわずかに首をすくめたが
ラウの繊細な指の感覚に 何故か胸に熱い物が込み上げてくる


シュリは思わず左腕で顔を覆い隠していた
そうしなければ 今にも感情が零れ落ちそうだった






「大丈夫ですか?」

ラウが右手を握ったまま視線を向ける




その視線が苦しかった
ガルシアに汚された自分を見られまいと
ただ小さく首を振り、握られた手を振り解き背を向けた




「・・っ・・ クッ・・・!」

途端にギシッ・・と軋むような 体の奥からの痛みに襲われ
思わず声を上げた

長時間縛られた上に激しい責めを受け続けた代償だった





「・・・・ 痛みますか?」

ラウはそう言うと 掛けられていた上掛けをおもむろに剥がし
全裸で背を向けているシュリの脚を  「失礼します」  とだけ言い
体を丸めさせるように膝を折った



「ンッ・・・やめろ、ラウ・・・!  触るな・・・・・!」

剥がされた上掛けを取り返そうと抵抗する




「放っておいてはいけません」

身体を丸め背を向けるシュリの顔を
ラウは覆い被さるようにして覗き込んだ



「今、きちんと手当をしておかなければ これからもっと痛みます
 さ・・・ 膝を抱えてじっとして・・・・・・
 少しだけ我慢して下さい
 ・・・薬を・・・・」




ラウの左腕が
膝を抱え 小さく丸まったシュリの身体を
抱え込む様に押さえ付けた



「・・っ ・・・・何を・・・」

痛みに耐えながら ラウを振り返ろうとした時・・・・
ガルシアの激しい責めを受けた自身の後ろに 
何か冷たい物が触れた


痛む体がビクッと動く


「っ・・・!  ラ・・・ラウ・・・  ・・・・・やめっ・・・・・・!」


指先に薬をつけているのか
冷たいラウの指が ヌルリとシュリの後ろに滑り込んだ



「っんっ・・!」 

思わず強く目を閉じ、膝を抱えたままシーツを握り締める




「シュリ様、もっと力を抜いて下さい
 これでは薬が・・・・ 
 少々痛むかもしれませんが・・・・・・・」






華燭の城 - 38 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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