0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 28

披露目の宴は 身分が高く、国の中でも重要と位置付けされる者・・・
いわば国への貢献度、有益性の高い者が招かれ
幾日にもわたって執り行われるという


初日の今日、この城へ呼ばれた者達も
数多くの 近隣各国要人をはじめ、 
国内官吏でも最高位と言われる重役達ばかりで
その家族までもが招待されていた





「始まるぞ
 今日、閣下がお見えにならないのは残念だが・・・・
 わかっているだろうな? シュリ・・・・・」

正面扉の中央に立ち、入場を待つガルシアは
自分の後ろに居るシュリにそう呟いた







そしてその扉は開かれた




華やかな管弦の演奏が一段と大きくなり
自国の高官は深々と頭を垂れ、将校・士官達は最礼を尽くし
他国からの招待客は割れんばかりの拍手を送った



漆黒の装いに、左肩からは純白のストール、
銀の飾りを身に纏い、
腰に王位継承の証とされる奉剣を携えたシュリが場内へ足を踏み入れると
一同からは その美しさに、ため息ともとれる感嘆の声が上がった





「あれがシュリ様・・・」

「なんと美しい皇子でしょう・・・」


招かれた要人の妻達は、
室内に充満する化粧と香水の匂いの中で
うっとりとその視線を送った






シュリは、そんな視線を気にも留めず
約束通りその華やかな祝宴の場で
主役としての役目を立派に果たしていた


ガルシアの一歩後ろに控え
次々と紹介されていく高位の官吏やその家族に
穏やかな笑みで応えていく


その立ち居振る舞いは 凛として非の打ち所がなく
王族として、神として生まれ持った真の気品があった




当初は、シュリが要らぬ事を話し出すのではないか、と
内心穏やかでなかったガルシアも
宴が進むにつれ そのシュリの態度と姿に安堵し、
上機嫌になっていった


祝いにと 皆が差し出す各国の豪華で珍しい品々も、ガルシアを喜ばせた





だが多くの人間が集まれば、
その全ての者の意志が1つ・・とは行き難く
中には何か 謀(はかりごと) あってなのか
シュリを試そうとしているのか、
あえて外国の言葉を用いて話し掛けたり、
異国の文化や歴史、果てには数学や物理学、天文にまで
皇子殿のご意見伺いたい・・・・ と話を持ち掛ける者さえもいた



そんな時、ガルシアは止めもせず
ニヤリと笑って 冷たい目でシュリを見る


シュリがどれほどの才を持っているのか、
どう答えを返すのか・・・・

それを試しているかのようであり、
またそれに対するシュリの返答にも 十二分に満足していた






人々が美味い酒と料理、
奏で続けられる音楽と、美しき皇子の姿に酔い
宴も最高潮に達した頃・・・・・


「おい、道を開けろ・・・!」


人波をかき分ける様にして
一人の高官がガルシアの前へと歩み出た




それは葬儀の日、長老に続いて声をあげたあの赤毛の男だった
隣には、年こそ違うが顔立ちのよく似た若い男を連れている




「陛下!シュリ様! この度はお喜び申し上げます!」

大きく腕を広げた後、過剰にも見える振る舞いで
深々と腰を折りながら、胸に手を当て挨拶を述べた後
男はシュリの方へと身を向けた






華燭の城 - 29 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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