0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 26

陽が少し昇り、外気もわずかに暖かさを含み始めた頃
二人は部屋を出た



部屋の外は廊下さえも大理石の床で
アーチ状になった天井には細かな彫刻が施されている



ホールになるとそれらは一層 絢爛さを増し
天井画が描かれている大広間では
2階部分にオーケストラ用のスペースもあり
宝石を散りばめ、幾重にも層をなしたシャンデリアが
数えきれない程に見事な輝きを放っていた





「凄い広間だな・・・・」

ゆっくりと歩みを進めていたシュリも思わず足を止め
巨大な大理石の柱に身を委ねると、呟いた




「ここは、外国からのお客様をお迎えする時に使われますので
 シュリ様の御披露目も ここで大々的に行われます
 これが我が国の 国力、
 そして陛下のお力なのです」




確かに・・・・
豪華絢爛な富と権力の象徴とも言える この城を見せられれば
どんな国でも、簡単に戦を挑もうなどとは思わなくなるだろう


自分の為に行うという宴も その力を改めて国外へ見せつける為・・・・
その意図がある事は明白だった






「お体、大丈夫ですか?」

柱にもたれかかったままのシュリに ラウが声を掛ける



「ああ・・・ 大丈夫だ・・・ 行こう」

入った側と反対の扉の方を向いて体を起こしたシュリに



「・・・そちらは裏方
 使用人用の出入り口ですのでこちらへ」  ラウが手を伸べる




「使用人の・・・」

そう言われ、昨夜 廊下ですれ違った使用人達の
一様に嬉しそうで純粋な笑顔を シュリは思い出していた



「・・・・ 行っても、いいかな・・?」



ラウが驚いた様に顔を上げた



「それは勿論 構いませんが・・・・・ 
 役の高い・・・ 高官の方々には お披露目の宴もございますが
 使用人など、下の者にはその様な機会もございませんし・・・

 皆、シュリ様にお目にかかりたく思っておりますので
 願っても無い事ですが・・・」 



「そうか・・・・ じゃあ行こう」


「しかし、シュリ様がお出ましになられる様な場所では・・・・」


「・・構わない」

ラウが言い終わらないうちにシュリが返事をした






豪華な正面ホールから奥の扉へと進み 長い廊下を渡ると
ラウの言った通り、通路は徐々に細く狭く質素になっていった

その途中に、地下へと続く階段があった



切り出したまま、
石を積んだだけの 手すりさえも無い急な階段のその下から、
多くの人間の声が聞こえてきていた






「足元、お気を付け下さい」

それだけ言うと ラウは歩き慣れているのか、
不揃いな石の階段を 不自由な脚でコツコツと下りて行く



その後ろ姿を追いシュリが下へ降りると
使用人達が慌ただしく行き交う巨大な空間になった





半地下になっているのか、
壁のかなり上部に所々、明り取りの小さな窓がある

が、ほとんどが石の壁か、高く積み上げられた物資で埋まっている



その中で多くの使用人達が 忙しく働いていた



皆、午後からの宴の準備に追われているらしく
指示する者の声、それに応える者の声で活気に溢れていた






華燭の城 -27 に続く
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ
にほんブログ村
↑ ランキング参加中です。クリックして頂けると励みになります m(__)m
コメントありがとうございます。励みになります!














非公開コメントにする
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


拍手・ランキング・感想など頂けると励みになります

ツイッター @0storyRin
UP情報や裏話を呟いてます

サイトマップ・全記事表示
最新トラックバック
カテゴリ
COUNTER



にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

↑ ランキング参加中です
1ポチ してもらえると嬉しいです
検索フォーム
QRコード
QR