0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 10

外見は、まるで人の温かみなど感じられない冷たい石造りの城だったが
その城内では 官吏や臣下、使用人達が慌ただしく行き来し
今日、世継ぎとしてやってくる あの神国の皇子を歓迎すべく、
その準備に追われていた





「あの神の子が 我が国の世継ぎ様になられるぞ!」

「なんと めでたい事だ!」

「それはそれは美しい方だぞ! 私は一度 その舞を見たことがあるのだ」

「先方より我が国に 是非とも皇子を・・・・ と、打診があったそうだ」

「それもこれも、全て陛下のお力あっての事! 
 さすが、我が陛下 ガルシア様だ!」




行き交う人々が あちらこちらでそんな会話を交わし、
城内は活気と喜びに溢れていた







皇子を迎えに行った王一行が戻ったとの連絡が入ると
誰言うとなく、官吏以下・・・・ 手の空いている使用人までもが
城正面の大ホールに続々と集まって来る



初めのうちこそ、輪になり、塊になりし 祝話に興じていたが
いつしか扉前に自然と整列し
今か今かと その時が来るのを待っていた



そしてやっと  「陛下のお帰りでございます!」  と声がし
その重厚な扉が開かれると
臣下の兵は一斉に片膝を地に付き礼を示し、
官吏達は深々と首を垂れる







その迎列の中央へ 多くの黒服に守られる様にして
満足気に、ゆっくりと歩み入って来る国王ガルシア
と、その後に続く 一人の青年・・・・





「ほ・・・ 本当にシュリ様だ・・・!」

その姿を一目見ようと 
恐る恐るに顔を上げた1人の男が思わず声をあげた

それは過去に舞を見たことがある と言っていた あの官吏だった




「おお・・・・!」 
その声に場内が一斉にどよめいた




ガルシアは右手を軽く挙げ、それを制すると

「皆、出迎えご苦労
 既に話は聞いている事だろう
 
 本日、我が国は・・・・  神国、シュリ皇子を世継ぎとして迎えた!
 早速、披露目もしたいところだが 長旅だ
 まずは一休みし、準備を整えた後に、改めて宴を開く事にする
 これからは祝宴が続くぞ! 存分に楽しむがいい!」


「おおっーーーーーーー!!!」


そのガルシアの言葉に 大きな歓声が上がった






「シュリ様ーー!」

「シュリ様ようこそーーーーー!」



諸所で歓迎の声が上がり、大拍手が沸き起こった
皆 隣の者と手を取り合って頷き、笑い合っている・・・・


外の冷たい空気から一変、
熱いほどの歓喜に包まれたその空間で
シュリはただ一人、その光景を理解出来ずに居た

黙ったまま、ただただ茫然と 喜ぶ人々を見つめ続けていた






「シュリを部屋へ連れて行け」

人々の中へガルシアが声を掛けると
出迎えの列の最後尾にいた一人の若い男が

「シュリ様、こちらへ・・・・ 」   と杖をつきながら歩み出た






華燭の城 - 11 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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