0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 8

「お前に拒否権など無い!」

シュリがまだ何か言いかけるのを ガルシアの強い声が遮った

 



「お前が拒否すれば この国はどうなる・・・・?
 この程度の国、我が軍ならば・・・・そう・・・ 1日

 明日には この国は地図から消えておるだろう

 ああ・・・ 働ける男は連れ帰り、捕虜として使ってやってもよいが
 女、子供はいらぬ・・・」




「国を・・・・ 滅ぼすと言うのか・・・・・・・・」




「有無を言わさず、欲しい物は手に入れる。それがワシのやり方だ
 お前が嫌だと言うなら・・・・ そうなるだろうな
 
 今も一気に攻め込み 国を滅ぼし、お前を奪っても良かったのだ
 それを こうしてわざわざ出向き、
 順立てて話をしてやっているだけでも恩情だ

 ああ、そうだ、言っておくが・・・・・
 
 1対1で始まった国同士の争いに、余所の国は ”不戦不介入”
 誰も手出しならぬのは、お前も知っておるはず」









この時代、世界中で次々と国同士の戦が勃発していた
そのほとんどが自国の領土拡大と労働力を狙うものだ


農業を主とする国を手に入れれば、農地と、働き手となる民が増える
それは自国の食料の自給に大きな役割を果たす


工業を主とする国ならば、その技術力も施設・工場も
全てが労せずに手に入る


地下資源豊かな国ならば、それは誰もが欲して止まない事となる




そんな終わりなき戦いが続く中、
各地の小さな争いが次々と隣国を巻き込み、
世界の大戦にまで発展させぬ様にと
自然発生的に決まっていたのがこの ”不戦不介入” の暗黙の掟

言わば不文律だった



 






「この戦、誰も助けてはくれぬぞ?
 まぁそれ以前に、我が大国が相手と知って、
 刃向かおうと言う馬鹿な国も無いだろうがな

 なぁ・・・ シュリよ、利口になれ

 大人しくワシに付いて来れば、この国も、家族である国王一家も
 そして 自国の民も、全て今まで通り・・・・

 いや、今まで以上に平和に暮らせる

 包囲され、大砲を向けられた事さえも、今なら何も知らずに済むのだ
 だが、お前が自分可愛さに拒否すれば・・・・」



 


ガルシアは感情の冷めた薄い目で
床に散らばる砕けたガラスの破片を見つめ
そして侍従達の後ろ・・・・
かばわれる様に隠されるジーナをジロリと見た
 




「見たところ この国にはもう一人 皇子がいるではないか
 お前がどうしても嫌だと言うなら、そこの弟皇子でも構わんぞ?
 さぁ、どうする
 お前の気持ち一つだ」


自分の事を呼ばれ
驚いた様に顔を上げたジーナは、無意識に小さく首を振る
その幼い手は、しっかりと母親のドレスの端を握り締めていた



「ジーナ様! ヤツを見てはなりません!」

ジルが自らの背で、ガルシアの視線からジーナを遮る





「やめろ・・・・弟は病気だ! 絶対に手を出すな・・・!」


「そうか、ならば 話は決まりだ
 すぐに出発する、用意をして来い
 見送りは要らん
 全員ここで おとなしくしていろ」






華燭の城 - 9 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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