0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

華燭の城 - 5

「神儀が終わったばかりだというのに、これはまた賑やかな事だな
 シュリ、素晴らしい良い舞だったぞ」


そう声を掛けながら満面の笑みで部屋に入って来たのは
シュリの実父であり現国王だった
横には母である皇后と 弟皇子のジーナもいる






「父上、ありがとうございます」

シュリが横たえた体を起こしながら頭を下げると



「兄様! 本当に美しかった!」

ジーナが飛び付くように足元に駆け寄り 抱き付き、ニコニコと微笑んだ





「そうか、それはよかった
 今日は調子が良さそうだね、ジーナ
 お前が早く元気になるようにと その祈りも込めて舞ったんだよ」


「うん、大丈夫! こんな病気、すぐに治るよ!」

シュリが足にすがる弟の頭を優しく撫でると
まだ幼い 年の離れた弟は、嬉しそうに目を細め兄の顔を見上げた












「あの・・・ 申し訳ございませんが・・・・」

その和やかな場に 言い難そうに入ってきたのは、近衛の兵だった




「どうした?」 
国王がその近衛の様子に わずかな異変を感じ取る 



「はい・・ それが・・・
 シュリ様と・・・・ 皇子と国王にどうしても謁見したいと言う者が・・・・」


「今、神儀が終わったばかりだ
 各国の来賓の方々には しばらく後に順にお目にかかる
 そうお伝えして、少しの間 待って頂く様に・・・・・」





「あいにくだが、ワシは待たされるのが好きではない」

王の声を遮り、低い声が響いた






入口横に立っていた近衛が、その声の主を圧し留め様と入口を塞ぐ

が、その制止も聞かず・・・
それどころか手で振り払う様にして脇に押し退け
ズカズカと入って来る大きな男の影は、国王よりも年上に見える



その顔は50代だろうか
年相応にシワは刻まれているものの、
色は浅黒く一見しただけでもわかる程の広い肩幅に太い腕、
ずっしりと重い筋肉を持った強健そのものと言えるその男は
後ろに、銃を持った兵を数人従えていた




その姿に 和やかだった部屋の空気が一変する





「お客人、申し訳ないが 我が国は戦を放棄した中立の国
 銃を・・・ しかも この神聖な神儀の日に
 ここへ持ち込むなど許可した覚えは無い

 お話ならば、相応の場所で伺いましょう
 時と場をわきまえ、今すぐ ここから退去願いたい」


いつになく厳しい口調で父の国王が戒め(いましめ)た








 ザッ・・!

途端に 銃兵達が動いた



男の前に歩み出ると
無言のまま 鋭い眼つきで、持っていた銃を一斉に構え上げた



それは統制のとれた軍隊の動き
合図など無い


いや、初めから決められていたのかもしれない
銃での威嚇・発砲も構わないと・・・・


そう思わせる程に 何の迷いも無く、一切表情を変えることも無く
一国の王家に どこの国の者かも知れぬ一兵卒が
躊躇なく銃を向けたのだ








いきなりの出来事だった
一瞬で全ての銃口がシュリ達に向っていた






華燭の城 - 6 に続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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