0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

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刻印 -27

老人を前にしたままエレベーターを降りる



意外にも人影はない



そこは複雑な空間だった

濃いグレーの 毛足の短い絨毯が敷かれた廊下が幾筋も伸び
ポツポツと間接照明があるだけで そのどれもが薄暗い


玄関ホールにでも出られれば・・ そう思っていたが
窓も扉も無い 想像とは全く違う・・・・まるで迷路の様な景色だった


しかも、地下にはあれだけの人数が居るにもかかわらず
地上はまるで廃墟の様な静けさ


ここが普通の建物でない事は明らかだった





「出口はどっちだ・・・」
「真っ直ぐ行って・・・・ 左・・・」



絨毯の廊下は 足音を消すには都合が良かった
姿さえ現認されなければ、後から追ってくるだろう男達にも見つかり難い



が、老人は恐怖の為か 全く自分で歩こうとはしなかった
匠が引き摺る様にして連れて行くが、抵抗し暴れる体が 胸を圧迫する

普段なら易々と抱えられそうな小さな老人が 今の匠にはとても重く感じた






正面の角を左に折れ、踊り場の様な一角に出る
そこからまた四方に通路がある
本当に迷路の様だった・・


「クソッ・・」

匠の腕にも足にも限界が来ていた

暫く壁に寄り掛かり呼吸を整える・・ 


急がなくては・・・

頭では判っているが一歩が出ない





左腕には 替えられたばかりのパックから、未だに薬が滴下されていた
ここで針を抜かなければ、出口まではもう無理だ・・・ そう思った


そして何よりも 全身を襲う苦しさを止めたかった



「とりあえず・・ 腕の針を抜け・・・・
 それから・・・このまま出口まで案内しろ・・・・」

そう言って、老人の首に回した右腕に力を入れる

「ゥグッ・・・・」
老人が呻く



「はやく・・・しろ・・」
ハサミを握った左腕のローブの袖を捲り上げ 老人の前に突き出す




「ぅぅ・・乱暴はするな・・・・・やめてくれぇ!!」
匠の腕から逃げようと、老人は抵抗し声を上げた




「うるさい! ・・黙れ! ・・腕の針を抜けと言っている・・・・!!」



その迫力に老人はビクンと跳ねた



「む・・ 無理だ・・・ ここでは・・・ 抜くには、ちゃんとした道具が・・・・」

「じゃあ・・・ 薬だけでもいい・・   ・・止めろ・・」

「わ・・・わかった・・わかったから手荒な事は・・・・・・」




老人が恐る恐る匠の腕に手をかける






その時だった・・





「そこまでだ、先生を放してもらおうか・・・・・」

あの男の声がした




刻印 -28へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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