0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -226

「おい、ついて行くって・・
 年上のお前がリードしなくてどうする?」
深月の ”宣言” を聞いていた浅葱が呆れたように尋ねた


「えっ!!!
 匠さんって・・・・・・・ 僕より年下・・・・???」

「ああ、そうだ」
浅葱は そんなことも知らなかったのか・・ と言いたげに答える


「だ・・・・だって、階級も僕より上だったし・・・」
深月は匠の服についていた階級章を思い出していた


「ああ、確かに階級は匠の方が上だが 年はお前の方が上だぞ
 匠とコンビを組むつもりなら もっとしっかりしろ、深月」


「やっばっ!!
 ずっと年上だとばかり・・・・
 じゃあ・・・・ これからは匠・・・・って呼ぼうかな・・・・・
 た・・・・・たくみーー・・・ なんて・・・・・」
言いかけて じっと自分を見つめる二人の視線に気が付く




「えっ・・・あ・・・・ウソ・・・冗談です!! 調子に乗りすぎました!!
 ・・・えっと・・・ すみませんっ!
 僕、頑張ります!!!」

そう言いながら深月は真っ赤な顔で部屋を飛び出して行った










「ったく・・・ いつまでも賑やかなヤツだ・・・
 あれではまだまだ お前を渡す訳にはいかないな・・」
軽くため息をつきながら、浅葱が腕の中の匠に視線を送る


「大丈夫でしょうか・・・ 流さん・・・」
どうみてもカラ元気としか思えない深月を思い 匠も浅葱の方を見上げた


「心配するな、大丈夫だ
 深月はああ見えて 強い」
浅葱が匠の顔を見て微笑んだ















深月はバタンと匠の部屋の戸を後ろで閉めると
そのまま扉に体を預けて目を閉じ、天を仰いだ

細く フゥーーーーーーーーと息を吐く




「いいのか? それで・・・」
いきなりオヤジの声がして、深月は慌てて目を開けた

目の前の廊下の壁に オヤジがもたれかかり、じっと自分を見ていた




「おやっさん・・・・・・」

「流・・・ 辛くはないのか?
 ・・・・恭介も口下手だからな・・・・・
 もうちっとこう・・・ なんていうか・・・・・ 言い方というか、見せ方というかー」
 
「・・あ・・・・・見てたんですか・・・?」

それはオヤジへの問い掛けではあったが
深月はそれに対する答えを聞く前に 自ら口を開く



「いえ、いいんです・・・ これで
 浅葱さんの気持ちも 僕、ちゃんとわかっていますから
 
 あれは浅葱さんの優しさですよね
 ジンさんの事・・ わからないままずっと苦しんでた浅葱さんだから
 愛する人の事を ちゃんとわかっていたいって思う気持ち・・・

 今までみたいに、二人の事を・・ 何もわからないままモヤモヤと考えるより
 ああやっててくれた方がずっと楽です

 
 それに何があっても僕の気持ちは 今言った通り、変わりませんから・・

 あのハルを見ていて わかったんです

 どうしても匠さんが欲しい・・・
 その為なら強引にでもってとこ・・・  僕も同じだった・・・
 
 だけど、それじゃダメなんだ
 例え、無理矢理・・・ 力づくで奪えたとしても・・・
 それは僕の欲しい匠さんとは違う・・・
 
 おやっさん・・・・
 上手く言えないけど・・・・
 僕は僕らしく匠さんの側に居たい・・・ そして守りたい・・・ずっと・・
 
 だから・・ ここに置いてください!」

姿勢を正し、深々と頭を下げる深月が居た




オヤジは壁に体を預けたまま腕を組み 黙って深月の話を聞いていたが
「ん、そうか・・・ わかった
 お前の思うようにすればいい
 透には 俺から返事をしておいてやる」
そう言って ポンと深月の肩に手を置いた












「・・・・・浅葱さん・・・
 あの男は・・・・・ハルは・・・・・・・・」

深月が部屋から出て行くと 匠は思い切ったように切り出した



「ハルは今 取り調べを受けている
 身元受けは あの秘書だった男が是非にと申し出たそうだ
 今でもずっとハルの側についているらしい
 あの部屋でも・・・ハルを守り抜こうとする姿勢も気も
 一度も乱れはしなかった・・・
 あの男になら任せて大丈夫だと思う」

「・・・そうですか・・・・
 でも 取り調べって・・・・」

「ああ、あの委員長は全てを剥奪され、一般人として司法で裁くと透さんが決めた
 その証人としてハルも取り調べを受けている
 勿論、ハル自身もいずれはな・・・

 匠・・・お前もハルの被害者だ、告訴していいんだぞ」




匠は黙ったまま浅葱から視線を外し下を向くと、暫く黙っていたが
「いえ・・・・・・・告訴はしません・・・」 と呟く様に答えた

「そうか・・」
浅葱もそれだけ答えると 再び匠を抱き締めた




刻印 -227へ続く
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477.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-23 |   [ 編集 ]
478.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-23 |   [ 編集 ]
479.   深月…
今はだめでも、いつか透とくっついて欲しいの!←まだ言ってる(笑)深月の方がずっと潔いですね…f(^^;
2014-01-23 |   [ 編集 ]
480.   
ランキングからの事、とても嬉しいです!
コメントありがとうございます!

220話も超える話を、読破して下さり本当に感謝です
残りも少ないですが、よろしくお願いします!
(コメントのお返事はツイッターにも呟いていますw)
2014-01-24 |   [ 編集 ]
481.   
いつもコメントありがとうございます!
本当にもうカウントダウンです
残り数話、最後までお付き合いくださいませ
2014-01-24 |   [ 編集 ]
482.   
さくら様
いつもコメントありがとうございます!
透と深月・・・・・・
何だか妄想が芽生えてきた・・・・(笑)
2014-01-24 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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