0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -25

ジャラジャラと鎖の音が頭の中で響いていた


・・・・・・・・・鎖・・・・・・・・・・



匠は目を開けた

老人に打たれた薬でしばらく眠らされていたらしい
視界がぼやける・・






音がする上方へゆっくり目を向ける


自分の周りを4人の男達が取り囲こみ、その横にあの白衣の老人がいる
男の姿は見えなかった





男達は匠をどこかへ移動させようとしているのか
手を縛っていた鎖を外そうとしていた

ジャラジャラと聞こえていたのは、その音だ


老人は 匠の横に屈み込み、点滴のパックを取り替え終ったところだった




老人の屈み込んだ丸い背中・・
匠は老人との おぞましい行為を思い出した

嫌悪感で気分が悪くなる・・









ダメだ・・・ 今は・・・ 今はチャンスだ・・考えろ・・・・・
・・・考えるんだ・・  ここから出る方法を・・・


強く目を閉じ、今 自分がすべき事に必死で神経を集中させた


もうすぐ鎖が外される・・ あの男はいない
相手は老人と4人の男
幸いにも意識を取り戻した事はまだ気付かれていない
脱出するなら・・・・  今しかない


薬でまだ頭がハッキリしない
体もまだ回復していない

・・・だが・・・

もうこれ以上 ここで好き勝手に弄ばれる訳には・・・・・





どうする・・・


どうする・・・!!








足元に老人の持っていた金属トレイが置かれているのが見えた





その時、ガシャン! と音がして鎖が床に落ちた・・・・
ずっと縛られていた腕が 一瞬自由になり フワリと宙に浮く


その音と感覚で 反射的に体が動いていた


自由になったばかりの右腕に、渾身の力を込め 
そのまま一番近くにいた男の顔面に一撃を見舞う





「グハッ・・!」

男がひるんだその隙間を縫って前に出ると
トレイの中のハサミを握り取った

目の前に居た老人の首に右腕を回し、左手でハサミを喉元に突きつけた・・・




老人の体に触れた瞬間
あの悪夢が蘇り 自分の体が震えたのがわかった・・





いきなりの出来事に老人は驚き 「ヒィィィ・・」 と小さく声をあげ
ふい打ちを食らった男は 顔を押さえてもんどりうつ









全てが一瞬の出来事だった





ハァ・・・

ハァ・・・


そのまま チラ と後ろを見る
扉まで数十メートル



老人を盾に、ゆっくりと後ずさる



「・・手を上げて・・・ そのまま・・・壁まで・・・さがれ・・・・・・」
4人の男達に向かって言う


声を出すと息が苦しかった・・


だが、弱っている事を悟られる訳にはいかない
驚き動かない男達にもう一度  「さがれっ!」  と大声で叫んだ



胸が張り裂けそうだった・・




「こ・・ 殺される!! お・お前達・・言う事を聞けぇっ・・!!! 
 私がどうなってもいいのかーー!・・・・ さがれっー!」

老人は恐怖し、叫んでいた




刻印 -26へ続く
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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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