0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -223

「う・・・・うがぁぁぁがあっ・・・・・!!!」

注射器を握ったまま 振り上げた右腕を撃たれた老人が
濁った叫びを上げ ベッドの上をのた打ち回る




硝煙がわずかに上がる銃を握るのは浅葱だった

秘書の男より早く 浅葱の銃が老人を捉えていた
一瞬の出来事に秘書の男は驚き、唖然と浅葱を振り返る


「秘書とはいえ、お前は一般人だ!
 銃を撃つ資格などない!」

怒気を含んだ声・・ 浅葱が鋭い眼つきで秘書の男を睨んでいた






「い・・・・痛いぃぃぃーーーーーーー!
 助けてくれっっ!!
 腕が・・・・腕がぁーーーーーーーーーーーー!!
 血がぁーーーー!!!」


叫びながらベッドから転げ落ち、醜く床の上を転げ回る老人に浅葱は近付くと
その胸ぐらを掴み上げた



「うるさい!! 
 お前が今まで匠にしてきた事に比べれば・・・・
 こんなものは ただのかすり傷だ!!
 急所を外してもらっただけでも 有難く思え!!」

そのまま老人を掴み上げた腕を強く払い除ける



老人は叩きつけられるようにしてガラステーブルに激突し
自分が並べていた酒瓶を ガラガラと派手になぎ倒すと

「・・ンギャァァツッ!!」
潰れた声を短く残し 床へと沈み堕ちた








皆がその光景を・・・ 堕ちた老人を見つめていた
声を発する者は誰も居ない



全てがストンと落ちたような静寂に包まれた部屋に
ブラインドの隙間から夕陽だけが薄く差し込む










全ての物音が消えると その静けさにオヤジが ふぅ・・と一息つき
そして、ゆっくりと口を開いた

「これで終わりだ・・・・
 透、コイツを頼むぞ」

捕らえていた委員長を透へと差し出す



「・・・はい
 同じNO.2として、今まで何も知らず・・ こんな失態を・・・
 本当に申し訳ありませんでした
 この件、最後まで私が責任を持ってカタをつけます」

オヤジの目を真っ直ぐに見た後
透が委員長を後ろ手にし、自ら手錠を掛ける







「ハル・・・・・・」
浅葱が銃をホルダーに収めながら ゆっくりとベッドへ歩み寄った

ハルは茫然として黙ってうつむき 座ったまま、微動だにしない
その目はどこか一点を じっと見つめたままだった



「ハル・・・・・これを・・・・」
浅葱は自分の上着の左内ポケットから何かを取り出すと
ハルの手を取り、その手の掌にチャリ・・ と握らせた


「・・・・・・」
ハルは黙ったまま、一度 浅葱の顔を見上げ
ゆっくりとその手を開く


そこには浅葱が何度となく上着の上から握り締めてきた ジンのタグが乗せられていた




「これ・・・ は・・・・・・・・?」
「・・・・ジンのタグだ」
「これが・・ ジンの・・・・・・・・」

ハルの声が震える

「ああ・・・
 わかるか・・・? ハル・・・ ジンの想いが・・・・」


ハルはそのタグをギュッと両手で握り締めると その手を額へと持っていき
祈るように目を閉じる
肩をわずかに震わせながら 頷いた




刻印 -224へ続く
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461.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-20 |   [ 編集 ]
462.   管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-20 |   [ 編集 ]
465.   
いつもコメントありがとうございます!
手錠で繋がれたままの深月も たまに叫びます(笑)
今は声しか使い様がないので・・・(汗汗)
2014-01-21 |   [ 編集 ]
466.   
いつもコメントありがとうございます!
あたたかいコメントに励まされています!
爺だけはヤッテもよかったのですが・・・(オイオイ)
2014-01-21 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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