0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -222

「やめるんだっ!!!  ハルっ!!」
浅葱が身を挺し 委員長の前に立ちはだかった


「やめろっ・・・!」
匠も咄嗟に ハルの握る銃身を、傷だらけの右手で掴んでいた




「なぜだ・・・・・  恭介・・・!!
 コイツはジンを殺したんだぞ!!
 何故かばう!!
 タクミまで・・・・・・ どうしてだ!!!
 手を離せっ!!  ・・・そこをどけっっ!!」


ハルは叫びながら匠の手を振り解こうとする
匠は 自由に動かない左腕までもハルの腕に絡め
必死に自分の体で、その銃を抑え込んだ


「もうやめるんだ・・・」 
匠の声にも
「離せっ ・・タクミ!!」
自我を失ったハルは 銃を握る手をゆるめようとはしない

再び出血し始めた匠の左腕を
ハルが思い切り押さえ付けると 匠が痛みに呻く



「匠さんっ!! ダメです! それ以上動かないで下さいっ!
 もう離れて・・! ・・・じゃないと血が!!」
動けない深月の悲壮な声がした




「・・・同じだ! ハル!!!」
匠と銃を奪い合うハルに 浅葱が叫んだ




「俺も同じだ!!
 俺だって出来る事なら・・・
 今すぐここで、コイツを殺りたい! 
 だが、それではジンの死が無駄になるんだ! 
 わからないのかっ!!

 ジンはコイツを調べていた
 それは殺る為ではなく、白日の下にさらすこと・・・!

 コイツの一番捨てたくない物・・ 見栄やプライド、階級・・全てを奪い
 一般人として法で裁く・・・・・
 それがジンの遺志だ!!

 ここで、NO.2の座のまま・・・
 たった一発の銃弾で楽にしてやるほど・・・ 俺は優しくは なれない!!
 
 コイツには・・ 
 コイツには生きて地獄を味あわせてやるんだ、ハル!」




「この私が・・・ 一般人として・・・・?
 法で裁く・・・だと・・・
 そんなことが・・・
 そんな・・・・・・・・・・・
 私が・・・ 私がムショなんかに・・・・・・・
 いやだ・・・・ やめてくれっ・・・・・! 頼む!助けてくれっ!」

オヤジの脚にすがりながら 委員長は体をガタガタと震わせる
今まで地位と名誉を欲しいままに君臨してきた者とは思えない程の
情けない哀れな委員長の声だった




その声にハルの動きが止まる

匠ともみ合う腕から力が抜け、銃を握る手が パタンと力なくベッドへ落ちた
秘書の男が無言で手を伸ばし、ハルの手から その銃を取り上げる







その時だった

「待て!それでは・・・・・・それでは話が違う!
 お前が捕まったら・・・ 私は・・・・私はどうなる!!!
 おい!答えろ!
 私の一生の身の安全と不自由しないだけの金・・・酒・・・!
 それに・・・ 研究!!
 そうだ、忘れたのか!
 この男の側に居れば、好きなだけ薬を作り 実験をしてもいいと・・・
 そう言って話を持って来たのはお前の方だぞっ!
 おいっっ!!! ・・・私はどうなる!」

ベッドの上から老人が委員長に向かって叫んでいた




「先生・・・・
 アナタもあの男と・・・・ 私を騙していたのか・・・・!」

低い冷たい声でハルが老人の方へと振り向く

今まで銃を握っていた手が
そばに擦り寄って来ていた老人の細いシワだらけの首を
怒りに任せてグィッと掴み上げた




「ンぁグッ・・・・ッ!!」
容赦なく 力任せに首を締め上げられた老人が、呻き声をあげる




「ハル! 手を離せ!
 そんな奴の為に これ以上罪を重ねるな!」

浅葱が叫ぶのと同時だった




真っ赤になった顔を仰け反らせ 頭を振り必死に抵抗する老人は
それまでずっと鞄に突っ込んでいた手を抜き出した

その手にはしっかりと注射器が握られている



”死なない程度の薬” は既に握り潰された後・・・
残っているのは ”殺傷能力がある薬” 


・・・・・・!

「あぶないっ!」 秘書の男が咄嗟にハルから取り上げた銃を老人へと向ける




「ンッギャァァぁーーーーー!」
塞がれた喉から 獣のような声を上げながら
老人は 注射器を握り締めた手を
自分の首を締め上げるハルの腕へと 思いっきり振り下ろした







ズギュン・・!



乾いた銃声が短く轟く




刻印 -223へ続く
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459.   管理人のみ閲覧できます
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2014-01-19 |   [ 編集 ]
460.   管理人のみ閲覧できます
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2014-01-19 |   [ 編集 ]
463.   
いつもコメントありがとうございます!
登場人物の終わり方、終わらせ方・・
悩み迷った末の、コレ
その辺り、全編が終わったら あとがきがてら呟きましょうか・・(笑)
2014-01-20 |   [ 編集 ]
464.   
いつもコメントありがとうございます!
夜更新になってしまい、時間もなかなか一定しませんが
もう少しお付き合いくださいね!
2014-01-21 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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