0-story

18禁 BL小説です。主に拷問・凌辱等ハード系。 こういう小説に興味の無い方、嫌悪感がある方はご遠慮ください。サイトマップより一気読み出来ます

刻印 -219

「あの時は・・・まだ意識を取り戻したばかり・・・・
 意識が朦朧とする中、そのまま・・・
 病室でいきなり審議会にかけられた・・・・

 しかもジンが死んだと聞かされた直後・・・ショック状態だった・・・

 全てが・・ もう どうでもよかった・・・
 自分だけが生き残った事が許せず・・・・

 ・・・・すぐにでもジンの後を追うつもりで・・・・」



その言葉に 匠と深月が一斉に浅葱の方へ顔を向ける



だから浅葱さんは、いつもあんな無茶を・・
いつだったか・・・
浅葱さんは死を恐れていない、それどころか望んでいるのでは?と思った事を
深月は思い出していた





「自棄になっていた・・・
 病室での審議会・・・ 誰が何を言ったのかさえも・・・
 本当に何も覚えてはいない・・・・・」


必死に思い出そうとする浅葱の顔が苦悩に歪む
 

「委員が・・・ 他人が・・・
 簡単に・・・ ジンの死を口にする事が・・ 我慢できなかった
 早く終わらせたかった・・・・だから・・・ 
 言われるままに 全てYESと答えた・・・・・」



「何も覚えていないだと・・?
 ほう・・・・・都合の良い事だな・・

 では、後を追うつもりのお前が なぜまだ生きている!?
 さっさと死ねばいいものを・・・
 どこまで口先だけの言い訳を並べるつもりだ・・・ いい加減に・・・・・・・・」




「ちょい待ちー」

二人のやり取りを遮るように、オヤジが執務室から現れた


右手に銃を握り
その体の左側には しっかりと軍服の襟元を掴まれた委員長が
四つん這いに近い格好で引き摺られる様にして歩み出てくる



「恭介が今、生きているのは俺が止めたからだ・・・
 んで・・・
 この問答の真相は・・・ コイツと・・・この中にあるようだぜ、恭介・・」

そう言ってオヤジは委員長から奪い取った小型の端末を掲げて見せる




委員長の男は いきなり引き摺り出された目の前に
ハルと浅葱が揃って居るのを見て  「ヒィ・・・・」 と小さな声を上げた
四つん這いのまま後ずさろうとするが
「おとなしくしてろ」 オヤジの手が首元を捉え、離そうとはしない





「大丈夫か? 二人とも・・・・・」
「おやっさんっ!!! ・・はいっ!」
深月の返事にオヤジが頷く




「長い間 お前さんとは、やり合ってきたが・・顔を見るのは初めてだな、ハル・・

 恭介が言った事は嘘じゃあねぇよ
 と言っても、俺と恭介が知り合ったのは その審議会の後で
 実際に診察した訳じゃあねぇがな

 何も覚えてねぇ・・ってのは・・・
 たぶん爆発に巻き込まれた事と、ジンの事でのショック性健忘・・・
 まぁ、一時的な記憶喪失・・・みてえなもんだ」


「お前が工藤か・・・
 審議会の後・・・・それならば 真実が何かは知らないはずだ
 口出しはするな」



ハルは睨むようにオヤジを見つめた後
その足元に居る委員長に目を向け嘲笑する

「フン・・・ いい格好だ・・・・
 NO.2も地に堕ちたな、よく似合っている」


「黙れ!ハル! お前がさっさと・・・・・・・」
そこまで言いかけて委員長はハッと言葉を止めた




そんな足元の委員長に オヤジは視線を落とす
「真実か・・・・ ああ、その通りだ
 俺が恭介と知り合ったのは、ジンが亡くなった後
 
 だからジンと恭介の事も、その事件の事も 俺は何も知らねぇ・・・・
 いいや・・・
 ”知らなかった” と言う方が正しいかな・・・」


「・・・・かった・・?」
ハルが眉を寄せる


「ああ、知らなかった。
 だが 今はわかってるつもりだぜ・・
 少なくとも、今のお前さんよりは・・・な
 それは、ここに真実があったからだ」

オヤジは再び委員長の端末を高く掲げ、ハルを見た


「これはな、コイツが・・・ この腐ったNO.2が命を懸けてまで守りたかった秘密
 それこそが、ジンの死んだ事件の真相だ」




刻印 -220へ続く
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-16 |   [ 編集 ]
447.   
いつもコメントありがとうございます!
って・・・
いえ・・もうそんなには・・・((汗))
2014-01-16 |   [ 編集 ]
コメントありがとうございます。励みになります!














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プロフィール

凛

Author:凛
BL・MLを日々妄想してる腐女子

しかもかなりハード目が好きな壊れかけ

SM・拷問等の酷い描写が苦手な方は、ご遠慮ください

1作目 『刻印』
2作目 『華燭(かしょく)の城』 
完結しました。
ブログタイトル下のマップより全話読んで頂けます。
『刻印』の簡単な解説はこちら から


まだまだ初心者故、描写の至らない点
設定の矛盾は笑って見てください 

読みやすく・・と思っているので、長編小説ですが、各回短く、短文、1日1回UP予定です


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